過疎と高齢化が進む町だった鹿児島県鹿屋市の柳谷集落(愛称・やねだん)が
独自のアイデアと情熱で再生しています。
行政に頼らず、活動資金を稼ごうと、休耕地を活用したサツマイモや土着菌の栽培、
焼酎造りなどの「ビジネス」に着手ししました。
こだわったのは「動ける人だけに汗をかかせるのではなく、生き字引である高齢者
にも出番をつくり、体験やアイデアを出してもらう」という住民総参加の活動です。
収益は年間400万~500万円に上り、館長の手当などを除いた
余剰金は全世帯に1万円ずつボーナスとして支給しているそうです。
収益を活用して子どもたちに授業料無料の「寺子屋」を開いたり、「迎賓館」と
名付けた空き家に全国から芸術家を公募し、子どもと触れ合う機会を設けたり
「母の日」などに集落放送で親への感謝のメッセージを流す取り組みも続け
減少の一途だった人口は2007年度に増加へ転じ、現在は約300人だそうです。
ここで造っているやねだん焼酎がとても上手かったです。
焼酎から感動の心が伝わってきて、味わいながら飲んでいます。
![]() 地方のある小さな集落が再生を果たした12年の記録で...
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