私の前世は、大東亜戦争(第二次世界大戦)で従軍した日本兵でした。
13歳のとき、私は自分が死ぬ夢を見ました。
そして、死んだ瞬間に夢から覚めました。
13歳の少女に戻った私は、汗びっしょりでした。
これは夢じゃない。記憶だ!!と確信しました。
あまりにもリアルで生々しい夢でした。
ああ、戦争って、こんな感じだったな。
私は日本兵で、餓死したんだ。
そうだった。
私は日本を守るために志願して兵隊になり、
南の島に行って、最期を迎えたんだ。
と、様々、思い出してきました。
そうか、、私には前世の記憶があるから、
小さい頃から、既に知っていることが、いろいろあったんだ。
私は大正時代に生まれ、昭和初期を生きたんだ!
子供の頃から変だと思っていた記憶がつながっていきました。
そして、思い出したんです。
自分が何のためにこの世に生まれてきたのか、その理由を。
私は、前世で亡くなった後、天上界に戻り、
私の仲良しの神様と再会しました。
「神様、ただいま!!」
「よく戻ったね」と神様は微笑んでいました。
「私は、日本を守りましたよ!日本は平和になったでしょ!?」
誇らしげに語る私に、神様は残念そうに言いました。
「日本は守られなかった。
アジアの国々を日本は救い出した。
差別や殺戮のない社会へ歩みを進めた。
日本はアジアの国々のヒーローになった。
でもあなたが思うような日本の平和は守られなかったよ。」
「えっ!どういうことですか?」
「悲しいことだね」
私は、心の底からフツフツと使命が燃え上がってくるのがわかりました。
日本が守られなかったのなら、ここにいるわけにはいきません。
「私、もう一度、すぐに日本に生まれます!!」
神様は寂しそうな顔をしました。
「そうか」
こうして、大急ぎで地上へ生まれてくる手続きを経て、
私は、この世に生まれてきたのでした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます!
明日に続きます!