身代わりロボット「サロゲート」が人間の社会生活のすべてを代行する近未来。人間は自宅からサロゲートを遠隔操作するだけで社会生活を営むことが可能となり、圧倒的大多数の人は、サロゲートで社会生活を営むようになっていた。このシステムの根底は、サロゲートになにが起こっても、オペレーター(サロゲートの持ち主)は無事であることが保証されていることであった。そんな、ある日、男女2人のサロゲートが何者かに破壊され、安全であるはずのサロゲートのオペレーターも、それぞれ自宅で死亡しているのが発見された。これは、サロゲートの安全性を否定する事件であったので、極秘でFBIが捜査することになった。FBI捜査官のトム・グリアーは、パートナーのジェニファー・ピータースと事件の捜査に着手した。グリアーは、破壊されたサロゲートに残っていた映像の画像解析により、容疑者の使用したらしい武器のようなものと、容疑者が、マイルズ・ストリックランドという犯罪者であることを突き止めた。不思議なことにストリックランドは、以前にも逮捕されていたが、すぐに釈放されていたのだった。

バリケード』(Barricade)は2007年にオリジナルビデオ として製作されたドイツ・アメリカ合作のホラー映画。日本劇場未公開。キャッチコピー 「叫んでも、叫んでも、ムダだ!!」

山にバカンスに来た若者たちと、その彼らを襲う殺人鬼の凶行をドイツ流の過激なスプラッター描写 満載で描く。また、ストーリーにはH.P.ラヴクラフト の『潜み棲む恐怖』を下敷きにしている。

軍事政権下で比較的治安のよかった1980年代に発生し、10人の犠牲者を出した華城連続殺人事件 を元にした戯曲の映画化作品(当時の韓国警察は反政府勢力の抑圧などの公安対策に傾倒し、刑事事件の捜査や犯罪の抑止といった本来の任務を軽視していたとの見方もある)。実在の未解決事件を描いた写実性が高く評価をされ、国内外で多数の映画賞を獲得、大ヒットした。

なお、実在の事件を題材にしているが原作は戯曲であり、映画はあくまでフィクションである。現実の事件とは状況や関連人物の背景にも相応の差異がある。

2057年、太陽 はその輝きを弱めつつあり、地球は氷に閉ざされた世界になっていた。そんな中、太陽に向かう宇宙船イカロス2号には、日本人船長カネダをはじめ、副船長のハーヴェイ、物理学者のキャパ、精神科医 のサール、植物学者のコラゾン、エンジニアのメイスとトレイ、パイロットのキャシーで成る国際色豊かな8人が乗り込んでいた。彼らの使命はマンハッタン島 ほどもある核爆弾 を太陽に送り込み、死にかけている太陽を再生させることであった。

1845年 カナダ で、若きジェームズ・ハウレット はグランドキーパーをしていたトーマス・ローガン によって父親が殺害されるのを目撃する。そのショックによってジェームズのミュータント能力が覚醒し、骨の鉤爪が手から生え、そしてローガンを刺し殺した。だがローガンは死の間際に自分こそがジェームズの父親であると告げる。ジェームズはその後、以後1世紀以上にわたって兄のビクター・クリード と共に生き延び、南北戦争 や2度の世界大戦に参加して戦い方を学んだ。ベトナム戦争 のときに、ビクターは村人へ暴行を行おうとし、さらに上官を殺してしまう。ジェームズは兄をかばったため、2人は銃殺処刑されるが、再生能力のために失敗した。そこへ軍人のウィリアム・ストライカー が現れ、エージェント・ゼロ ウェイド・ウィルソン ジョン・ライス フレッド・デュークス クリス・ブラッドリー らを含むミュータント・グループ「チームX 」へ2人をスカウトする。2人はチームに加わるが、ジェームズはグループの非人道的な行いに疑問を持ち、やがて脱退する。

6年後、ジェームズはローガンと名乗るようになり、恋人のケイラ・シルバーフォックス と共にカナダで暮らしていた。そこへストライカー大佐が現れ、ビクターがチームXのメンバーを殺しているとローガンに警告する。その後まもなく、ビクターによってケイラは殺害され、ローガンも重傷を負う。ストライカーは、ビクターを倒す方法を教えるとしてローガンに不壊の金属「アダマンチウム」によって骨格を強化する「ウェポンX」計画を受けさせる。手術の前にローガンは、「ウルヴァリン」と記された新しい認識票 を求めた。

だが手術中にストライカーの巨大な陰謀の発言をローガンは聞き、ストライカーの研究所から脱出。その後エージェント・ゼロを含む軍隊からも追われるようになり指名手配された。その一方、ストライカーはウェイド・ウィルソンに改造手術を行い、元チームXの仲間を始めとする多くのミュータントの能力(ローガンの不死身、ライスの短距離テレポート、サイクロップスの破壊光線など)を兼ね備える超人兵器「ウェポンXI(デッドプール)」を誕生させ、ウルヴァリンの抹殺を命令する。

ある夜、プリストン大学 で教諭をする地球外生物学者、ヘレン・ベンソン博士の自宅にアメリカ政府のエージェントが突然やってきた。

強制的にある非常事態への協力を求められたヘレンは1年前に他界した夫の連れ子であるジェイコブを隣人に預け、あわただしく公用車に乗り込む。

すでに政府は軍を総動員出動させ警戒態勢を敷き、町は異様なまでに静まり返っていた。政府がヘレンのほかに核物理学 天文学 地質学 などの権威を招集したのは、木星 の外側で観測された謎の物体への対策を講じるためだった

小惑星 と思われるその物体は想定外の進路を信じがたい速度で移動し、マンハッタン へと迫っているのだ。 しかし物体が地上に達するはずの瞬間には何も起きずまばゆい光を放つ巨大な球体がセントラルパーク へと舞い降りてきたのだった。

防護服をきたヘレンらが近づくと、球体の中から一体の生命体と大きなロボット ゴート が姿を現す。すると動揺した兵士の一人が発砲し、銃弾を浴びた生命体はヘレンの目の前で昏倒した。

政府は生命体を医療施設へ運び、懸命の治療をした、生命体の体にメス を入れると、灰色の有機物質の皮が剥がれ落ち、その下から人間そっくりの男性の体が姿を現した

宇宙からの球体は、地球上のさまざまなところに出現し、世界中を大混乱へ陥れていた

意識を取り戻した生命体は自分の名をクラトゥと名乗り地球を人間たちから助けに来たと、ヘレンに告げる。衝撃を受けたヘレンはノーベル学者バーンハート教授と面会させるが、必死の説得もむなしく、ついに巨大なゴート が大量の虫のようなものに変わり、地球上のあらゆる物を溶かしてゆく。

もはや風前の灯火となった今、人類の命運は、クラトゥの心に触れることができるヘレンとジェイコブに託されたのだった

1980年代に人気レスラーだったランディだが、二十数年経った現在はスーパーでアルバイトをしながら辛うじてプロレス を続けていた。ある日、往年の名勝負と言われたジ・アヤトラー戦の20周年記念試合が決定する。メジャー団体への復帰チャンスと意気揚がるランディだったが、長年のステロイド剤 使用が祟り心臓発作を起こし倒れてしまう。現役続行を断念したランディは、長年疎遠であった一人娘のステファニーとの関係を修復し、新しい人生を始める決意をするが…。

アラスカ州 ノーム 。夫を何者かに殺害された心理学者 のアビゲイル・タイラー博士が、2年前に目の前で起きた夫の死の真相を探るべく、街の患者たちを診ていくうちに事件の真相へと近づいていく。

2000年10月に実在した事件であるという設定。
アラスカ州ノームでは多数の行方不明者が出ており、1960年代からFBIによる捜査訪問は2000回を超えるという。
タイラー博士はノームで複数の不眠症を患う患者を診察するうち、複数の患者の共通点として、午前3時頃に同じような白くて目の大きいフクロウの夢を見ていたというが判明した。その点に着目した彼女は、彼らに対して
催眠療法 を行い、夢の正体を突き止めようとしたが、どういう訳か当時の記憶をほとんどの患者は思い出すことが出来なかった。しかし、うち1人の患者は「あれはフクロウではない」ということに気づき、フクロウと思い込んでいたものの正体を悟った途端、催眠中に錯乱し、不穏状態となってしまう。催眠から覚めた後もタイラー博士に「何も思い出していない」と告げ、彼は逃げるように家へと帰った。この時すでにタイラー博士はノームの住人が"the 4th kind"、いわゆる宇宙人 による誘拐・拉致に遭っているのではないかという仮説を立て、夫の変死も関連性があるのではないかと考えたが、同席していた同僚のエイブル・キャンポス博士はこれに懐疑的であった。
翌日(10/3)、帰宅したその患者が家族を人質にして自宅に立てこもり、
無理心中 を図るという事件が起きる。
このときに彼が「自分が何をされたか思い出した。止める方法はこれしかない。」と叫んだ後に銃口を家族および自身に向けている様子が実際のテープに録画されていた。 その晩、ボイスレコーダーの録音ボタンをオンにしたまま眠りについたタイラー博士は、ボイスレコーダーに身に覚えのない自身の奇妙な叫び声と、およそ人間の声とは思えない音(のちにそれが
シュメール語 であることが判明)が録音されていることに気づき、愕然とする。彼女の肩には身に覚えのない傷跡が瘢痕として残されていた。調べていくに連れ、亡き夫も生前、タイラー博士と同じ仮説のもとに、一人の言語学者へとコンタクトをはかっていたことが分かった。タイラー博士の依頼を受けたその言語学者は音声を解読し、ボイスレコーダーに残された謎の音声が、古代に滅びた言語であるシュメール語であることを突き止める。
さらにその翌日(10/4)、催眠療法を受けたもう一人の患者をタイラー博士が訪ねた。本人の希望により2度目の催眠療法を行おうとするや否や突如彼は絶叫し、体は宙に浮き上がった。そして何らかの得体の知れない力によって頚椎を三本ねじ曲げられて骨折し、全身麻痺となってしまう。その様子をおさめたビデオにも、ノイズと共に謎の声が録音されていた。この時同席していたキャンポス博士もこの現象を目の当たりにし、タイラー博士の仮説を信じざるを得なくなる。
タイラー博士の診療に関わった人間が立て続けに死亡、あるいは重傷を負ったことにより、ノームの町で警察署長をつとめるオーガスト保安官は、超常現象に関する彼女の証言には一切耳を貸さず、事件の重要参考人として彼女の行動を制限することにした。その矢先、彼女の娘アシュリーが忽然と姿を消すという重大な事件が起きる。
アシュリーが姿を消した同時刻、タイラー博士の家の外で監視していた刑事が乗っていたパトカーの車載カメラの映像に、タイラー博士の家の上に巨大な飛行物体が現れる映像が残されており、刑事もその物体を目撃していた。タイラー博士はアシュリーが目の前で宇宙人に連れ去られていったのだと必死に説明するが、オーガスト保安官には信じてもらえず、身柄を拘束された。
翌日(10/5)、娘を取り返す術を探るべく、タイラー博士はキャンポス博士に催眠をかけてもらうことにした。催眠により自身の身に起きた"the 4th kind"の体験を克明に思い出し、他の患者同様に錯乱し、絶叫するタイラー博士。ビデオには奇妙な映像と共に、シュメール語による戦慄のメッセージが記録されていた。
この映像の後、タイラー博士は病院で目を覚ます。そしてキャンポス博士とオーガスト保安官が現れ、タイラー博士の夫の死の真相(拳銃自殺)を告げる。タイラー博士はその事実を認められず、今まで夫が誰かに殺されたという妄想を抱いて生きてきたことを思い知らされる。この時、オーガスト保安官は、今までの一連の事件は心を病んだタイラー博士が全ての原因と決めつけ、「一度壊れた心はそう簡単には元には戻らない」とタイラー博士に言い放つ。
すっかり荒んでしまった博士の心理状態、同僚の意見の食い違いなど謎は解明されないまま、何が正しいのか憶測を呼ぶ。
そして、アシュリーは未だに見つけ出されていない。

180便の事故から一年後。

友人達と海に遊びに行くため、車を運転していたキンバリーは、これから乗る高速道路で大規模な玉突き事故が発生し、自分達を含めた大勢の人間が死亡する白昼夢 を見る。 夢から醒めたキンバリーは、現実が白昼夢の通りに進行している事に気づき、自分の車で道路を塞ぎ、後続車を含め事故に巻き込まれるのを防ごうとする。

そして白昼夢通りに大事故は起こり、同乗していた友人達を始め多くの死亡者が出たが、夢の中で死ぬ運命だったキンバリー自身を含めた9人が事故に巻き込まれる事なく生き残った。 警察署で事情を聞かれる中、キンバリーは一年前に起きた180便の爆発事故の時と同じだと怯えるが、誰も相手にしない。しかし、死神の手は生き残った者達に忍び寄る……。

今作では、前作から引き継がれた迫る死の恐怖をよりリアルに描くだけでなく、前作の“死を免れた人間”によって、他にも“死を免れた人間”が存在したという新たな視点が加わっている。 この視点は見方を変えれば、永遠に死の連鎖が続いていくとも考えられる。(それがマンネリ 化にも繋がっている。)

パリ 修学旅行 に向かう高校生のアレックス・ブラウニングは、飛行機 が大爆発するリアルな夢を見て騒ぎを起こし、離陸前に飛行機を降ろされてしまう。

巻き添えをくった友人や教師らを残して離陸した飛行機はアレックスの夢のとおり空中で爆発、運良く生き残ったかに思われた彼らにも再び死の恐怖が。

友人達が次々と死に見舞われる中、その法則性に気づいたアレックスたちは運命に逆らおうとする。