羽生結弦、高橋大輔、小塚崇彦、無良崇人…町田樹。
今のフィギュアスケート日本男子はかつてない黄金期を迎えたと言える。
しか~し忘れちゃいけないこのお方。
そう、かつて高橋大ちゃんのライバルと言われ
「2強」…そして小塚くんが出てきてからは「3強時代」の一角を占めていた
織田信成選手である。
彼はジャンプの申し子。スピードに乗って飛距離、そして流れのあるジャンプを跳ぶ。
着地が少しくらいブレても、きっちり降りてしまう。
それは彼のやわらかい膝あってこそ。
しかし、昨シーズン序盤、その膝が壊れてしまったのだ。
…で、1シーズン休養し回復に励んだ。
そうしたら出てきてしまったのよね。とんでもない才能が。そう羽生結弦。
わずか17歳にして初出場した世界選手権で台乗り。しかも流し目の破壊力は波動砲なみ。
殿、世界選手権の出場、危ないよ。今季は絶対GPSはせめて2試合、台乗りして
「織田信成、ここにあり」とアピールしなきゃ
と思ったら、ロシア杯のSPで失敗…。
ファイナルには当然出られず…。
う~ん、やらかし癖は治ってないのね。
だって、織田くん。ジャンプの跳びすぎさえなければ、世界選手権初出場で
台乗りしてたのに。織田くんの実力なら世界選手権で複数メダル持ってても
何にも不思議はないんだよね。
でも、何度もODAるわ、跳びすぎがない年は壁に激突したり
SPでジャンプがすべて失敗して、FSに進めなかったことも…。
オリンピックでは靴ひもが切れるし。
…で、2011年のモスクワの世界選手権。
案の定、ODAり癖が出てしまった織田君を
伊東フィギュア部長が冷た~い目で見ていたのが忘れられない。
復活のシーズン…。GPFに出場できなかった分
その無念を全日本で晴らすのだ
しかし、やっぱり
全日本でもSPで4回転で転倒。その後のジャンプは成功させたけど
けっこう取りこぼしがちらほら。
そしてFSでは4回転成功したのにその後、3アクセルを2本とも失敗のダメダメ演技。
ああ~、やっぱり「ここ一番で弱い」織田くんが出てしまった~
…で、台落ち。でも4位だから4大陸には出場だねって思っていたら
なんと!今季は自国開催(大阪)だからか世界選手権と同じメンバー
ああ~ツイてない。でも小塚くん(怪我だからしょうがないよね。)や町田くんと
国際B級大会に出場することは何とか決まった。これでポイントをかせいで
来季のGPSを目指すのだ。
織田君はそれだけでなく、国体も出場することに…。
で、SPで神演技すごいよ。織田くん。この演技を全日本でやってくれてたら…と思っていたら
泣いてる
演技終了後、リンクの中央に行って挨拶してるときに
もう泣いてる
と…殿ぉ~(汗。
まだ、SPだよぉ。しかも国体。…その涙、世界選手権で見たかった私である。
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