こんばんわ。
はは・・・だから読書ブログですってば(笑)
バルバソです。


突然ですが、
人がいなくなることの意味について考えた事はありますか?



「その日のまえに」
重松 清


僕たちは「その日」に向かって生きてきた。
昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。
消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。
死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、
そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

(引用)





余命の告知を受けた人や、その家族、誰かを亡くしてしまった人達。
それぞれが何を思い、どう受け止めて歩んで行くのか。
そして思い出は何を残してくれたのだろう。
誰かのために流す涙を持っている全ての人達にお薦めしたい作品です。



いつも参考にさせてもらってるブロ友さんに
「重松さんでおすすめの作品教えて下さーい。」
って、直接聞いておすすめいただきました( ̄∀ ̄)

絶対間違いないと読み出したら涙が渇れそうなくらい泣きました。
仕事中に・・・






死は誰にでも平等に訪れる。
よく聞く言葉。

だけどもし、愛する人に死が迫っていたら・・・
もし、愛する人を残して自分が死ぬ事を知ったら・・・
そんな事、誰が言えるでしょうか?

だから私は思います。
大抵の死は理不尽で不平等です。


きっと自分の周りにおきた不幸を嘆くでしょう。
行き場のない怒りは普段信じてもいない神様を恨むでしょう。
なのに心の底からすがるのでしょうね。

どんなに泣いても。
どんなに叫んでも。
何も解決しない。


ツラい思いを受け入れて、
少しでも優しい思い出を残せたなら、
それを幸せと呼んでもいいと私は思います。


その日のまえにあなたがしたい事は何ですか?
愛する人にしてあげたい事はありますか?