遡ること先月、常磐線利根川橋りょう改良工事で盛り上がっている1910番の元に、船長氏から連絡が…。
「ひたちなか海浜鉄道のキハ222が12月6日にラストランだ」と…。
キハ222といえば、羽幌炭礦鉄道から来たキハ22形の生き残りで、前面の旋回窓と北国特有の小さな窓が特徴です。
1910番は乗ったことがなく、そのうち乗りたいなとは思っていたのですが、エンジンの不調もあり最近はほとんど動いていなかったようです。
初乗車がラストランとはちょっと情けない話ですが、最後のチャンスなので行ってきました。
まずは船長氏と合流。
愛車でわざわざ1910番の自宅前まで迎えに来て頂きましたm(__)m
某駅前の格安駐車場(24時間400円)に車を停めて、まずは水戸へ。
この日、水郡線では全線開通80周年を記念した「SL奥久慈清流ライン号」が運転されていたので、ちょっと寄り道…。
あくまで寄り道です(笑)
人混みの間からパシャリ
寄り道が終わり、勝田に到着。
フリー切符を購入し、ひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えます。
先程の水戸ほどではないですが、さすがにいつもより混雑しています。
ヘッドマークが車体からはみ出しているが大丈夫なのか?
まずやって来たのは、キハ2004+キハ3710-01の2両。
マニアのみなさんはもちろん(?)キハ2004に乗り込みます。
この車両も留萠から来た歴史ある車両なのですが、今回は省略(笑)
湊線の中枢・那珂湊に着くと、中線にキハ222が!
キハ222+ミキ300-103+キハ2005の3両
通常、那珂湊駅ホームは列車到着時以外は立ち入りできないのですが、今日は解放されていました。
結構まったり撮影できました。
グッズを少々購入し、次の列車(キハ3710-02+キハ37100-03)で終点の阿字ヶ浦へ。
キハ3710形の車内にあるゴミ箱が少し気になるのですが…。
この色って…(キハ37100-03車内)
やっぱり…(キハ3710-02車内)
那珂湊に戻ると、キハ222が3番線に移動していました。
いよいよ動きます!
このあと、勝田から来たキハ2004+キハ3710-01と連結し、3両編成で阿字ヶ浦へ向けて発車しました。
もちろんキハ222に乗車。
滅茶苦茶混んでいましたが、そんなの気にしたら負けです(笑)
板張りの床の香りがする…
阿字ヶ浦で折り返し、そのまま勝田へ。
そして折り返して再び那珂湊へ。
お腹も空いてきたので、ここで一旦下車し、那珂湊のお魚市場の方へ。
駅から歩いて15分ほどで着きます。
まぁ、寿司を食べました。
寿司です
満腹になったあと、このまま普通に那珂湊駅に来た道を戻るのもなんなので、隣の殿山駅まで歩けそうだったので歩いてみることに。
道中で面白そうな階段を見つけたので、これは登らずにはいられない…。
これは登らなくては!
写真に鳥居が写っていますが、階段を上ると目の前は神社でした。
登った先からは夕暮れの港町と太平洋が一望できました。
しばらく見ていたかったですが、時間も限られているので駅へ向かいます。
世界人類の平和を祈る船長氏
結局20分ほど歩いて、殿山駅に到着。
殿山駅改札口
ちなみに、湊線では各駅にある自動販売機の電光掲示板で運行情報を提供できるようになっています。
そしてこの駅のホーム中程には気になるものが建っています…。
電鈴?
そして再びやって来たキハ222に乗り込み、殿山→勝田→阿字ヶ浦と乗車します。
意外なことに、車内は最初に比べだいぶ空いてきました。
元々二重窓だった一段上昇窓
帰ってから調べたら分かったのですが、日本の現役の旅客車両で旋回窓を有しているのは、この車両が最後の1両だったようです。
キハ222最大の特徴、旋回窓
阿字ヶ浦から那珂湊までが最後の乗車となりました。
那珂湊到着の際には車内チャイムが流されるサプライズがあり、感無量です(録音してなかったけど…)。
このあと、キハ222は臨時列車となるため那珂湊で切り離されました。
構内での入れ換えを見物しつつ、次の列車で勝田まで戻り、今回の旅も終了になりました。
では、今日はこの辺で…。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も仕事休みなのですが、また何処かへ出かけるようです。
1910番のホームページはこちらです。
一度は覗いてみてください!