キッズ英会話スポーツ教室 e-kids しずかです。

小学校3,4年生の頃の出来事です。

ある日の学校での掃除の時間。

私はそのとき外掃除の当番で
クラスメイト何人かと、校舎裏の駐車場の掃き掃除をしていたのでした。

そこには木が何本もあって、落ち葉がたくさん。

せっせと掃き掃除をしていたら、一瞬、強い風がさあっと吹いて、
近くにあった銀杏の木から葉っぱがたくさん落ちてきて。

そのときたまたま一緒に掃除をしていた教頭先生が、私たちに
「今、葉っぱが何枚落ちてきたかわかるかな?」
と言ったんです。

・・・そんなの、わかるわけない・・・
おちたはっぱをかぞえれていけばわかるだろうけど・・・
でも、どれがいまおちてきたはっぱで、
どれがさいしょからおちていたはっぱなのかなんて、わかるわけない・・・

と、私は心の中で思いながらも、

・・・でも、せんせいにはわかるんだろうな。
せんせいはなんでもしってるから・・・

それにしても、いまおちてきたはっぱのかずまでわかるなんて。
せんせいって、ほんとうに、しんじられないくらい、なんでもわかるんだな・・・

答えを聞く前から私は感心していたのでした。

首をかしげて当惑した様子の私たちを見て、
教頭先生は、その顔に品のよい笑みを浮かべながら

「・・・64枚だよ。はっぱ(8x8=)64。」
と。

ええっ⁈
とか
ああ・・・
とか、みんながどよめく中、
私も
なるほどそういうことか・・・とその答えに納得し、

せんせいって、なんてあたまがいいんだろう・・・

と、改めて深く感心したのでした。

落ち葉を見ると思い出すのは、
この教頭先生とのやりとりと、
当時の私が抱いていた「先生」へのイメージ。

何でも知っていて、何でもできる、
とにかく、すべてを完璧にこなすことができる人。

それと今の自分とを比べると
がっかりするくらいギャップがあるんだけど。

その差を少しでも縮めることができるようになりたいと思う、今日この頃です。

しずか

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