☆子鼠☆ ~to 都大路~ -5ページ目

悔し~

あれから二日が経つのに、まだあの時の光景が頭から離れない。

すごく悔しくて、情けなかった。

自分が負けたときよりも悔しかった。

他の学校の練習は知らないけれど、きっと練習量は出場選手の中ではあいつが一番だったと思う。

それくらいあいつは頑張っていた。

そういう姿を見てきたからこそ、本当に勝ってほしかった。

今年の春になり、ろくに休むことも出来ずに練習量だけが増え、試合が続き、監督やチームの皆のプレッシャーの中、よく頑張ってくれた。

決勝の最中、あいつが先頭集団から離れたとき、思わず涙が出てきた。

何故か分からないが、涙が流れた。

まだ勝負は決まっていないのに。

ごめんなさい。

決勝が終わり、とうとうあいつは南関東へのキップを掴むことは出来なかった。

でも、メチャクチャ頑張ってくれた。

本当に頑張ってくれた。

とても悔しかった。

みんな落ち込んでいた。

着替えをすませて、あいつが俺たちの所へ来た。

俺の方を見て、泣きながら「ごめん。」って言ってきた。

何と言って返したらいいのか、言葉が見つからなかった。

その言葉を聞いた瞬間、

「怪我をして走れなかった俺のぶんまで頑張ってくれたのか」

「こんなに大きなプレッシャーがあったのにも関わらず、本当にありがとう」

「俺も走りたかった」


あの「ごめん。」にどんな意味が込められていたかは分からない。

でも、それを聞いた瞬間、色んな思いが頭を過ぎった。


堪えられなくなった。



もうあんな思いはしたくない。

秋の駅伝では絶対に勝ってやる。

I don't think I want to be such adult.

今日は面倒なので
少し書いて終わります。



今日は総体の閉会式がありました。

山梨県の男子総合優勝は日本航空高校でした。

閉会式が終わり、航空の生徒たちが喜びはしゃいでいました。

ほとんどの大人はその光景を微笑ましく見ると思います。

しかし、うちの学校の教職員は、あろうことかそれを見て腹を立てていたのです。

何か理由があったのかは分かりませんが、あんなにノリが悪く、他人の幸福を素直に祝福してあげられないような大人にはなりたくないと思いました。



p.s.
加藤さん、小池さん、諏訪さん、ご迷惑おかけしてすいませんでした。

高校総体

800mの
島田先輩
ひさと
はるき

3000scの
箕輪
平塚
古屋先輩

5000mの
カス太郎

おめでとうございます。

そして、皆さんお疲れ様でした。



今回の総体の長距離種目、男子は全て学院高校が優勝するという、素晴らしい結果となりました。


自分は全く良い走りが出来ず、チームで唯一、予選落ちという屈辱を味わいました。



今回の総体を振り返ると、チームの皆がとても頑張っていて興奮したし、活躍していたので嬉しかったです。


ただ、一つだけすごく寂しい思いをしました。


今日、最終日の5000m。

これは、結果がどうこうと言っているわけではない。

確かにすごく悔しかったが、勝負の世界にいる限り、結果っていうのは仕方のないものだから。


ただ、決勝が終わってから、スタンドに座っている俺たちの所に来て、串田が一言、「ごめん。」って言った。

それを聞いて、とても寂しかった。


本来は、「自分」のために走るのであって、「仲間」のためでも、「監督」のためでも、「学校の名誉」のために走るわけでもない。


串田が「ごめん。」って言ったときに、本当に申し訳ない気持ちになった。

そんなふうに「ごめん」と思わせるほど俺たちが重圧をかけていたことが、本当に申し訳なかった。

むしろ、俺たちの方こそ「ごめん。」って言うべきだと思った。



あの「ごめん。」の一言は、今の学院高校の実態を象徴する言葉だと思った。


周りを気にせずに、自分のためだけに走れるチームの雰囲気が大切だと思いました。



これからは、秋の駅伝に向けて頑張ろう。





お疲れ。