今日は晴れ。気温も平年並みに上がりました。今年も春は遅れていそうです。
今日はちょっと変わったアルバムを紹介したいと思います。
Pat Metheny ~ The Orchestrion Project
です。
2013年にリリースされたライブアルバム。同タイトルのBL/DVDもリリースされています。
パット・メセニーについては言わずと知れたジャズ・フュージョン界のトップギタリスト。1954年生まれということで、今年で還暦になります。最近では新たなるバンド「ユニティ・バンド」を結成。2012年にリリースした同名タイトルのアルバムがグラミー賞を受賞しています。
そんな彼が新ソロ・プロジェクトとして始めたのがオーケストリオンプロジェクト。オーケストリオンとは、19世紀から20世紀にかけて実際に存在した、複数の楽器を自動演奏する装置のこと。ロールピアノ(オルゴールのロールを使って自動演奏するピアノ)に、バイオリンやドラム等の楽器を組み合わせて、オーケストラのように自動演奏するものや、パイプオルガンのような空気圧を使ったものなどがあったそうです。
パット・メセニーが今回使用したものは、現在のテクノロジーを使い、ピアノやドラム・シンバル等の楽器はもちろん、マリンバ、ヴィヴラフォン、ギター・ボット、パーカッション等の楽器も組み合わせて、パット・メセニー以外は全て自動演奏するという装置を作り出しました。
今回はCDのみ聴いてみましたが、正直CDだけだと自動演奏なのかどうかというのはわからないですね。時折機械の動作音のような音が聞こえたので、それで自動演奏なんだなというのが理解できるくらいですね。
動画を見てみると、一部パット・メセニーのギターとリンクして演奏するようにセットしていたり、ルーパーと呼ばれるエフェクターを使ったりしているので、完全に自動演奏に合わせているということでもないようですね。
演奏自体はとても素晴らしいです。パット・メセニーの爽やかな音楽をよく再現していると思います。
それにしても、このアルバムは演奏自体よりも、準備期間にどれだけ費やしたのかと思ってしまいます。マリンバやシンバル、ドラムセットなどは完全にオリジナルの自動演奏装置だと思いますし、チューニングやセッティングなどにものすごい時間と労力がかかっただろうなと思います。
今の時代、音だけ同じように出すならPCで簡単に出来てしまいます。でもそれをあえて時間と労力をかけて自動演奏にしたというのは、生楽器の音を出すということが重要だったのかなと想像しますね。
いくら再現度が高くなったといっても、デジダル音源では再現できない音がありますからね。
今回このアルバムを紹介しようと思ったのは、こないだ、たまたま夜歩いている時このアルバムを聴いていて、何気なく空を見上げると星が輝いていまして、その雰囲気と音楽がとても合っていたので、これから春の爽やかな空気と夜空にはとっても良いアルバムかなと思ったからなんです。
パット・メセニーの音楽を聴いたことが無い方、このアルバムをきっかけにしてもらえるといいかなと思います。予算がある方は是非映像も手にしてみてはいかがでしょうか。
公式サイト
日本レーベル http://wmg.jp/artist/pat_metheny/
オフィシャルサイト http://www.patmetheny.com/
何かの実験室ような感じのセットです。それもまた面白いですね。
TVの特集番組のようです。オーケストリオンの制作過程も映しだされていました。
今日はちょっと変わったアルバムを紹介したいと思います。
Pat Metheny ~ The Orchestrion Project
です。
2013年にリリースされたライブアルバム。同タイトルのBL/DVDもリリースされています。
- Improvisation #1
- Antonia
- Entry Point
- Expansion
- Improvisation #2
- 80/81-Broadway Blues
- Orchestrion
- Soul Search
- Spirit of the Air
- Stranger in Town
- Sueño con Mexico
- Tell Her You Saw Me
- Unity Village
パット・メセニーについては言わずと知れたジャズ・フュージョン界のトップギタリスト。1954年生まれということで、今年で還暦になります。最近では新たなるバンド「ユニティ・バンド」を結成。2012年にリリースした同名タイトルのアルバムがグラミー賞を受賞しています。
そんな彼が新ソロ・プロジェクトとして始めたのがオーケストリオンプロジェクト。オーケストリオンとは、19世紀から20世紀にかけて実際に存在した、複数の楽器を自動演奏する装置のこと。ロールピアノ(オルゴールのロールを使って自動演奏するピアノ)に、バイオリンやドラム等の楽器を組み合わせて、オーケストラのように自動演奏するものや、パイプオルガンのような空気圧を使ったものなどがあったそうです。
パット・メセニーが今回使用したものは、現在のテクノロジーを使い、ピアノやドラム・シンバル等の楽器はもちろん、マリンバ、ヴィヴラフォン、ギター・ボット、パーカッション等の楽器も組み合わせて、パット・メセニー以外は全て自動演奏するという装置を作り出しました。
今回はCDのみ聴いてみましたが、正直CDだけだと自動演奏なのかどうかというのはわからないですね。時折機械の動作音のような音が聞こえたので、それで自動演奏なんだなというのが理解できるくらいですね。
動画を見てみると、一部パット・メセニーのギターとリンクして演奏するようにセットしていたり、ルーパーと呼ばれるエフェクターを使ったりしているので、完全に自動演奏に合わせているということでもないようですね。
演奏自体はとても素晴らしいです。パット・メセニーの爽やかな音楽をよく再現していると思います。
それにしても、このアルバムは演奏自体よりも、準備期間にどれだけ費やしたのかと思ってしまいます。マリンバやシンバル、ドラムセットなどは完全にオリジナルの自動演奏装置だと思いますし、チューニングやセッティングなどにものすごい時間と労力がかかっただろうなと思います。
今の時代、音だけ同じように出すならPCで簡単に出来てしまいます。でもそれをあえて時間と労力をかけて自動演奏にしたというのは、生楽器の音を出すということが重要だったのかなと想像しますね。
いくら再現度が高くなったといっても、デジダル音源では再現できない音がありますからね。
今回このアルバムを紹介しようと思ったのは、こないだ、たまたま夜歩いている時このアルバムを聴いていて、何気なく空を見上げると星が輝いていまして、その雰囲気と音楽がとても合っていたので、これから春の爽やかな空気と夜空にはとっても良いアルバムかなと思ったからなんです。
パット・メセニーの音楽を聴いたことが無い方、このアルバムをきっかけにしてもらえるといいかなと思います。予算がある方は是非映像も手にしてみてはいかがでしょうか。
公式サイト
日本レーベル http://wmg.jp/artist/pat_metheny/
オフィシャルサイト http://www.patmetheny.com/
何かの実験室ような感じのセットです。それもまた面白いですね。
TVの特集番組のようです。オーケストリオンの制作過程も映しだされていました。