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札幌 分子栄養学で慢性不調改善 Satoko

このブログでは慢性的なココロとカラダの不調を改善に導く栄養素、食べ方、考え方、習慣などをお伝えしていきます。

こんにちは分子栄養学でメンタル改善Satokoです。

今日は気力がわかない、気分が落ち込む、うつ状態。甲状腺ホルモンが原因だった!?

というお話です。


甲状腺ホルモンはあまり目立ちませんがものすごく重要な役割をしているホルモンです。

甲状腺ホルモンは細胞の新陳代謝を活性化します。

私達の身体は古くなった細胞が新しい細胞と入れ替わって生命維持をしています。

これを活性化するのが甲状腺ホルモンです。

この新陳代謝が活発な状態が代謝がいいと言われている状態です。


そして、私達には環境が変化しても身体の働きや状態を一定に保とうとする「ホメオスタシス」という機構が働いています。


ホメオスタシスは

・体温調節

・飢餓状態での生命維持

などを担っています。


体温調節

寒冷に晒されると、甲状腺ホルモンが熱を生み出し、体温をあげようとしてくれます。


飢餓状態での生命維持

栄養不足になると身体が甲状腺ホルモンを減少させて、エネルギー消費を節約してくれます。


つまり、ダイエットなどでエネルギーが入ってこないと、身体は無駄にエネルギーを消費しないように甲状腺ホルモンを減少させて、エネルギー消費を抑えるということです。

甲状腺の機能自体は低下していませんが、甲状腺ホルモンの量が減るこの状態を

低T3症候群と呼びます。


エネルギー消費を抑えるということは、様々な臓器が普段の働きより、働きを弱めます。

それによって活発な状態が抑えられるのは容易に想像できると思います。


極端なダイエットなどで栄養失調に陥ると、生き延びるためにエネルギーを節約しなければなりません。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にしてエネルギーを消費するので、FT3というホルモンが低下して消費エネルギーを節約します。


甲状腺ホルモンの値に異常はありますが、甲状腺自体の異常ではないので、甲状腺疾患ではありません。


この状態を脱するには、しっかり食事を摂って規則正しい生活を送ることが大切になってきます。


軽症で早期であれば元に戻りますが、高度だったり長期間続くと

視床下部・脳下垂体にも異常をきたし回復しないこともあります。


視床下部や脳下垂体は様々なホルモンの司令塔です。

視床下部や脳下垂体に異常をきたした結果、自律神経とホルモンのバランスが全体的に崩れてしまうことになります。


その結果メンタルの不調を招いてしまいます。


軽い気持ちではじめた、カロリー制限や糖質制限で身体が悲鳴をあげている人ももしかすると多いかもしれません。


一度カロリー制限や糖質制限で成功体験を得ると、普通に食べることが怖くなることもあるかもしれませんが、日々文句も言わず働いてくれている身体を助けるためにも、適切なエネルギーとビタミン・ミネラルは補給してあげたいなと思います。


今日はここまでです。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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