こんばんは
人生を楽しく豊かにする食の専門家
健康食育シニアマスター 管理栄養士 神田です
今日はクリニックでの栄養指導の日
糖尿病の患者さんとこれからのお食事をどうするか?一緒に考えました。
私は、単に数値を改善することだけを目的としたアドバイスはしていません。
大切なのは、食事に対する罪悪感を感じないこと、毎日続けられることです。
体にあった食べ方ができるようになると、体調が良くなります。
体は全部つながっています。
結果、数値も安定するんですよ。
やっぱり食事が楽しくなくちゃね~
食べ物は薬ではないし、体を作るだけのものでもない。
食事でココロもつくられます
今日いらした患者さん(Aさん)は、お仕事が超多忙。ご自分なりに糖尿病の食事は気を付けてはいる。
でも・・・
食事を気を付けないといけないとわかっていてもできない
→食べ過ぎてはいけないと思い食事を減らす(特にご飯<米>)
→お腹がすいて、おせんべいやクラッカーを食べる。夜中に果物を食べる。
→食事で炭水化物を減らしているのに、間食で炭水化物を食べてしまって罪悪感が生まれる
→疲れる。ときどき低血糖状態
と悪循環に陥っています。
ご本人いわく、1日中交感神経が優位になっている状態だそうです・・・
自律神経を整えるためには、交感神経と副交感神経のバランスが大切
副交感神経が優位になるときは、睡眠中、入浴中
そして食事中です
食事は1日3回食べるので、3回副交感神経を優位にすることができるんですよ。
もちろん、食べ方のコツもありますが
忙しくて、交感神経が優位すぎてしまうかたにとっては、自律神経を整えるためにも、食事時間はとても大切なんですね~
今日のご提案
・1日3回食事時間をつくる
・よく噛んで食べる(20分はかける)
・食事をするとき美味しそう!と思うようにする
・食べ物の味を楽しむ
・食事に集中する
・雑穀ご飯と具沢山味噌汁とおかず
どうしても仕事が忙しいと、なんとなく食べてしまったり、美味しさも感じない。いつの間にか食べ終わっているなど、かなりもったいない食べ方をしているんですよね。
カロリーや炭水化物の量など、細かいことはまず気にせず、食べることに集中することをお伝えしました。
罪悪感を抱きながら食べる方の共通点は、食事に対して頑張り過ぎちゃうんですよね。
自分自身に食べちゃダメ、制限、禁止を言い聞かせてます。
それがかえってストレスになってしまい、甘い物を過食する傾向が多いかな~
(私が今までお会いした方々はです)
仕事が忙しい方は仕事のストレスがあります。
それなのに、食事にまでストレスを感じてしまっていたら身も心ももちません。
せめて食事のときは、楽しい時間にしていただきたいな。
私は、Aさんのように、食事に対するストレスや罪悪感を抱いているかたを解放できるようにお手伝いしていきます。
お米を食べていいよ~ってお伝えしたら、笑顔になられました
良かった、良かった。
患者さんから、栄養指導に来てよかった~とおしゃっていただけると、本当に嬉しいですね
ちなみに、いったいいつから【お米=悪】になってしまったんだろう
ではまた明日