こんばんは
人生を楽しく豊かにする食の専門家
健康食育シニアマスター 管理栄養士 神田です
毎年、7月から翌年の3月にかけて特定保健指導(メタボ指導)のお仕事が増える時期なんですよ。
春に健康診断をした方々の結果が順次上がってくるからなんですが・・・
私は特定保健指導の制度が始まった年(平成20年)から携わっています。
導入されたときは、内臓脂肪を減らし、数値を改善する考えは素晴らしと思っていました。
運動や食事でカロリーを控えるのはわかりやすいと思ったんですね。
内臓脂肪の模型 しぼやん 100g
保健所などには1kgや3kgの模型が置いてあることもあります。
ただ、何年もやっていると、カロリー制限中心では結果が出ない?と思ってしまったんですね。
毎年、同じメタボの方の指導をしていると、この人、食べるものがなくなってしまうのでは?と思えてしまったんですよ
面談しているとき、お互いに辛くなってくるんです。
なぜカロリー制限では内臓脂肪が減らないのか?
それは代謝が悪くなってしまうからです
代謝とは、食べたものが体の中で別のものに変わることです。
体の中で化学反応が起きているんですよ
代謝が機能していれば内臓脂肪はつきにくいです。
ではなぜ、代謝が落ちるのか?
・食事制限をすることで、体に必要な材料が入ってこない。いわゆる材料不足です。
・低カロリーな食べ物や食事量を減らしたことによる、エネルギー不足です。
あと睡眠不足や老化と食事以外の生活環境によるものもあります。
ただ単純に代謝を上げるために、カロリーを摂ればいいってもんでもないんですよ。
代謝を上げるポイントは2つ
・質の良い材料を取り入れること(炭水化物、脂質、たんぱく質)
・代謝をサポートする成分を補うこと(ビタミン、ミネラル)
ポイントはわかっても、これらを毎回意識して作るのは大変よ~って思われるかもしれません。
実は代謝を上げるために、手軽にできる食事が「雑穀ご飯と具沢山みそ汁」なんですよ
雑穀にはビタミンやミネラルが含まれています。もちろん野菜にも。
エネルギー源の素となる炭水化物がご飯(米)です。たんぱく質は味噌。
もちろん、おかずは1品作っていただいてOKですよ。
忙しくて作れない、面倒だ~ってときは、外食やコンビニでも具沢山味噌汁があれば、そちらを召し上がってみてください。
この食事を続けていくと、燃える体に変わっていくので、内臓脂肪も減っていきますよ。
実際に、外食中心のかたでも、「ご飯とみそ汁」を選ぶようにしたら、ズボンが緩くなったという声を頂いております。(オンラインサポートやメタボ指導の方々)
カロリー表示を見ながら選んでいた方は定食スタイルに変えて、おかずを減らし、よく噛んで食べるを試してみてくださいね
ではまた明日
お食事のご相談受付中。お気軽にどうぞ