ログハウスは長方形石室の前に座り込んで、海と古墳群を眺めながら、六世紀のウッルン島のなりわい海人の暮らしを考えた。海を生業の舞台とした人々が、死後も海の見える丘の上に生きて、人々の灯台となっている様を思った。日本列島にも、同じ思いの海人集団が各地に存在したに違いない。ウッルン島には水田はない。畑もわずかである。ウッルン島の古墳は、農耕民のものではなく、海洋民が築いていた。そして、家よりも大事なウッルン島のログハウスは長方形であって、舟形ではない。