そいつは北の街  札幌にいる


 職業は飲食業  マネージャーでありソムリエでありSNS管理者でもある


 そいつの勤める会社は現在3つのレストラン 2つのショップ。 


 そしてポップアップのイベント出店


 そいつは私の後輩であり元部下である(15年くらい前)


 当時一緒に働いていた会社を先に私がやめてからしばらくは不通状態だったが今ではLINEで毎日のように情報交換をしている。


 彼の会社は札幌市の第三セクター的な会社で普通一般的にはあまり出店できないようなスポットにレストランを運営している。


 長く勤めた札幌市内の某ホテルを退職し自らの手でビジネスを起こそうとした矢先にコロナがやってくる。


 当てにしていた出資者なども当然未曾有のパンデミックに手を引く


 失意の元にホテル時代のシェフが上記の会社にスカウトされ新店オープンするという。

 彼はここにギリギリアルバイト入社する事を決断し家族を最悪の事態から救う。


 そこから彼はメキメキ実力を発揮して正社員登用からの店長就任、今では三店舗及び付帯ショップまで統括する大活躍ぶりだ。



 

 そして彼は去年ある革新を果たす。


 写真は札幌市中心に聳え立つ、北のランドマーク TV塔だ!

 彼の勤める会社は毎年この時期、12年間野外ジンギスカンをポップアップで数週間開催、 。

 その後札幌市民が大好きな大通りビアガーデンの開催前までの100日間初夏のビアガーデンを開催してきたのである。







 大人のホテルレストランでマネージメントやソムリエをやってきた彼が野外ジンギスカン、ビアガーデンでエプロン姿で奮闘するのである。

 無論三店舗の既存レストランも見ながらだ。

 

 その中でも目に見えて実績をだしたのは彼にとって初挑戦の野外ジンギスカン、ビアガーデンである。

 結果から先に言うと売り上げ125%アップ⤴️

 人件費率20%という理想的数字を単年度で叩き出したのだ👏👏👏

 システムが定着できれば更に人件費率は下がるだろう。

 過去12年間の売り上げの平均値を2割も上げるという事がどれだけ大変な事か社会人の方ならわかると思うがまして景気はもちろん天候にも大きく左右される野外イベントにおいては素晴らしい成績だ。


 どうしてもこういったイベントものは企画側の広告代理店の自分達だけは損しないシステムに利益を搾取され売り上げも上がるが出てくものも多い知名度向上のみの結果に終わる事が多い、いわゆる山師的なビジネスだがおそらく彼は今年その実責をさらに伸ばし偶然を必然に変えるだろうニヤリニヤリグラサン


 別に隠すことではないので簡単に説明すると

 イベントとしては珍しく予約システムの導入。

 すると雨天時でもキャンセル率低くなったらしい。予約を受けていなければ雨天時は絶望的らしい。

 予約を入れているという事実が雨天時でも来店動機に繋がるという日本人の国民性を再度見直すデータだ。

 次にQRコードのオーダーシステムと完全キャッシュレス決済への移行。

 もともとメニューアイテム数が少ないイベント出店ではより効果があるだろう。

 オーダーミスもなくなるしピーク時の売り上げ機会損失もない、要はスタッフのタスクのひとつを削減する事で提供、バッシング、洗浄に集中でき回転率も上がる、人件費はもちろん下がる⤵️


 とある企業の、調べによると開店時と閉店時に現金を数えてる時間の合計は約45分

 差異があった場合さらに時間がかかる、現金の横領なども飲食では日常茶飯事だ、責任者レベルの人間が2人がかりで45分現金の確認だけに費やす人件費を考えて欲しい、キャッシュレスにする事によりそれらはなくなるしデータは自動に蓄積され翌年のアクションにおける重要な資料に変わる。


 そして三つ目には断固たる決意で単年でそれを実行した事である。



 やはりどんな世界にも否定から入ってくる人達はいる、やれ初期投資がかかる、年配層がQRオーダーだと大変

 現金会計派の人が多いと思う…


 などなど…ショボーン


しかしこれらをねじ伏せて革新を実行し文句なしの実績を残した彼は特別ボーナスものだろう。

 やはりイベントだからと言って天任せな山師的な仕事にせずしっかり分析し取り組めば必ず効果が出るという証拠を彼は残した。

 今年度の活躍はシリーズ化してブログにて発信します。

 

 地方が元気になるというのはとても良いことだ‼️




 写真は大通り公園の夏のビアガーデン

 市内中心部に国産主要4社のビールメーカーと世界のビール広場が集まる日本でも唯一にして最大のビアガーデンである。

 花見の時期にまだ寒い北海道人はここぞとばかり弾けるのである  笑