今日は年金2000万円問題についてお話ししていきたいと思います。
そもそも年金2000万円はどこから出てきたかと言いますと、これは誰でもできる単純計算です。
高齢夫婦無職世帯の平均値なのです。
この高齢者がもらえる平均公的年金は19.1万円、平均実支出は26.4万円なのです。つまり、差額は7.3万円。
月7.3万円。赤字と言うことになり、1年で87.6万円の赤字になります。60歳に退職し、そこから年金暮らしで平均寿命の85歳まで生きたとします。すると、25年間×87.6万円の赤字=2190万円の赤字となります。多少誤差はあるにしても莫大な金額が老後必要になることがわかると思います。
ですが・・・
この平均値というものが少しやっかいです。なぜかと言いますと、高所得者からも低所得者からもデータをとっていますから
人それぞれ支出は違うに決まってます。毎月赤字にならないようにやりくりしてます。逆に毎月7.3万円赤字で暮らしている
高齢者はほとんどいません。それを見てほっとしますよね。
ですが、確実に今までに貯金した口座から切り崩して使っている人も多いはず。
積もり積もって莫大な赤字になる可能性だってあります。だからこの年金問題ででも行動したり不安になっているのは
僕みたいな若者たちなんです。「将来生きていけるかもわからないのに年金もらっても貯金を切り崩さないといけない。」「そういえば
年金制度はもう終わっていて、将来もらえないかもしれないらしい。」「少子高齢化社会だから多く税金も払わないといけない」など不安要素はたくさんあります。
でも年金のシステムは終わることは絶対にありません。なぜならマクロ経済スライドという仕組みが2004年に開発されたからです。
それは物価や賃金の上昇に合わせて年金も変動する仕組みです。「ああじゃあこれで安心だ」と思いたいところですが、確実に年金がもらえる額は減っていきます。少子高齢化の影響で国も年金を減らしてなんとかやりくりしようとします。
「年金で老後暮らしていけるかいけないかは一概には言えない、自分たち次第だ」と言っているのです。
それはどういうことなのか?
それは昔のように3ステージ(教育→仕事→引退)ではないのです。今は人生100年時代。
マルチステージなのです。これは仕事を引退してからも40年間も人生が続くわけですから、国も副業、転職を
推し進めています。なぜなら、確実に貯金ができ、年金問題が丸くなるからです。
結果的に国からも副業をしたほうがいいという報告になったし、個人としても副業に手を出すいいきっかけに
なったと思います。みなさん副業をはじめましょう!!!
年金2000万円問題はうそですが、それはあなた次第の努力によって決まります