前田裕二 「人生の勝算」

 

まだ半分くらいしか読んでないけど、そこで感じた事。

 

それは

「自分の理想通りの人間じゃなく、たとえ頼りなくてもそれが武器になるんだ」という事。

 

 

 

著者は

 

スナック経営を見て、余白がある事、共通目的やベクトルを持たせるのが大事である事を見つける。

他にも項目はあるけど僕が気になったところだけ抜粋。

 

才能に満ち溢れている必要はなく、余白⇨欠けているところ、頼りないと思われるところ、があるからこそ

ママを支えようという共通目的がお客に生まれ、我々がこの店を守るんだという当事者意識も芽生える。

 

 

 

この記述を見て、僕の院長時代を思い出した。

 

僕は喋りがうまく、クレーム処理も完璧で何があっても動じないかっこいい人がリーダーなんだと思っていた。

 

 

 

だから理想とのギャップに苦しんだが、実際の経営はなぜか売り上げがどんどん上昇していた。

 

 

 

僕は頼りない⇨余白だらけであったけど、

 

今後は保険診療ではなく実費診療の増加が患者にとっても治療家にとってもプラスな事を何度も口にしていたし

 

スタッフがどうすれば楽しめるかを最優先にしていた。

 

頼りないけどスタッフを守る事に熱量は持っていた。

 

 

 

熱量と軸は持っているけど、頼りないから

 

この院長を何とかしないと!という連帯感がスタッフに生まれる。

 

 

実際、スタッフ同士でどう院長を盛り立てるかの会議をしてくれていたらしい。

 

余白があるからこそ連帯感を自然に生んでいたようだ。

 

 

 

いまだに当時のスタッフから「あの時が一番楽しかったです」と言われるけど

 

知らず知らずのうちにうまくまとめていたようだ(^_^;)

 

理由を分析できていなかったので、ずっと再現はできなかったけど・・・

 

 

 

この本を読んで気づいた。

 

完璧である必要はない。

 

必要なのは熱量と、スタッフ(周りの人)への気遣いである。。。