好きとか

嫌いとか


その感覚は、
自分の中で、あるいは、誰かの中で、
絶対的なものだと思ってきた。

敢えて、「絶対的なものだ」なんて
意識的に考えたこともなかったけれど。


好きなものがそれほど好きじゃなくなる
嫌いなものが好きになる

それは、大なり小なり往々にしてあるし、
その変化をその時々で受け入れてきた。

小さいことは無意識に
大きいことは寂しさを持って。

過去の自分に背徳感を抱きながら。

そんなはずはないと抗いながら。



そして、ふと気付いた。


好きとか

嫌いとか

それは、絶対的なものなのだろうか。


好きでたまらなかったものが
今はそれほど好きじゃなくなったのは
私が変わってしまったから。

ではなくて

あの時好きでたまらなかったのは
あの時の私に合っていたから。

なのかもしれない。



あの時の私の年齢や環境。
季節もあるかもしれない。


あの時 の 私 と 私を取り巻く環境が それを 求めてた。

今 の 私 と 私を取り巻く環境は それを 求めてない。


それ自身は何ひとつ変わらずそこにあって

私の取り巻く環境は日々変わる。

必要なものも変わる。


私自身は変わらなくても

今の私の感情は揺れ動く。


今の私に合うものを

好き と 呼んでる。



ちょっとだけ 寂しくなくなった。


今の 私に 合う 何かに
素直に寄り添える気がしてきたよ。



だから、受け入れていく。

好きが変わることを。



でも、だけど、本当は

絶対的な 好き の 存在は 信じてる。


ずっと変わらず 好きでいたいなら

ずっと変わらず 好きでいられるような

私と私を取り巻く環境に身を置けばいいんだきっと。


そのために努力が必要なら 努力すべきなんだきっと。



変わることを受け入れて

変わらないように努力する。


全力で好きと言えるように。



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