癌になるのと、癌になることを想像する
その間には、大きな川が流れているんだなと思います。
癌になる前は、
「もし癌になったら、期限のある時間を有意義に過ごしたい」
とか思っていたけど、
そんな穏やかな気持ちとは程遠かった。
なんというか、生物として死の本能に近づいた感覚
死神に強く肩を掴まれて、逃げられない感覚
自分の意思ではなす術は何もない。
これでも私は、最後ステージ1で落ち着いた。
これがステージⅣだとまた全然ちがうはず。
癌の悩みを共有したいと思ってsns の、とあるグループに参加してますが、ステージが上の人からは
お優しいアドバイスがいただけるのですが、
こちらからお返しするものがない。
「大変マウント」という言葉を使っている方がいて、なるほどと思いました。
こんな後遺症で毎日大変、、みんなそういう話になるからです。もちろんそういう話の吐き出し口です。
ステージ軽でも、軽めなりに大変なことを探して共感してほしい、仲間と認められたい、と望んでしまう。
でも、それが本当に重い後遺症の方には申し訳なく。
それでも、そのグループに長いこといると
また違うフェーズに入ってくる。
結局人間対人間。
病気の重い軽いではない。
気の合った人を探せばいいこと。