補助金

3週間前ほどだろうか、当社の保有してる不動産の管理会社から連絡があった。
ある一定のテナントに対し、千葉市から賃料減額分の8割が補助されるそうだ。
当社の保有してるビルの2階テナントはバーを経営しており、賃料を全額免除すれば8割分は千葉市が負担してくれるため是非利用して、テナントの負担を少なくしてくださいとお願いしていた。

しかしながら、そこから面倒なことが起きた。
賃料減額分の8割は本来の賃料の税抜の価格らしい。
例えば月額賃料が税込で11万円だとすると千葉からの補助は税抜の8割なので10万円の8割の8万円になる。
本来であれば残りの3万円をテナントが支払えばいいのだが、管理会社がそれは違うんじゃないかと言い出した。
どうやら理由を聞くと税抜の2割の2万円に消費税を入れた22,000円をテナントに請求するべきでないかとテナントの会計士が言う可能性があると言っている。
実際にその相談はしていないらしい。
こちらとしては善意でテナントに協力しているのに税抜賃料の8割の消費税分である8,000円を当社が泣かなければならない。
正直管理会社が考えすぎだと思う。
純粋に減額賃料の税抜の8割がテナントの手元に入るだけで嬉しいはずだ。補助分の消費税はオーナーが負担してくれなんて言うわけがない。

なので補助金で足りない分はテナントが負担してもらうように再度管理会社の担当には伝えた。
問題の多いテナントなのでもしそのようなことを言われたら退去してもらうように進めていこうと思う。

最後に、ここまで話を進めたあとに「もう少し管理会社が気持ちよく仕事をさせるように考えた方がいいんじゃないか？」と言った社長。
これには私もお手上げです。
改めて交渉の難しさを体感した。