カンボジアのプライトツン村の様子を綴ります。教育について語ります。
近くの公立の小 中学校には図書室がない。否、正確に言うと、図書室と書かれた教室はあるのだが、教室が足りてないので図書室ではなく、教室になっている。本来、カンボジアは、午前と午後の2部制で授業を行うのであるが、近くの学校は、生徒の数に対して教室が足りないので、3部制で授業を行っている。7:00〜10:00 / 10:00〜13:00 / 13:00〜17:00子供たちは、一日3時間または、4時間の勉強時間と言う事になる。小学校は、担任が全ての教科を教えるのであるが、小学校4年から学ぶ、英語の授業は教師が教えられないので、近くの小学校では教えていない。私の住む コンポーン スプー県に本屋があるのだろうか?今まで見たことがない。もちろん 首都の プノンペンでは見たことがあるのだが、コンポン スプーでは見たことがない。さらに言うと、この県に公立の図書館があるのであろうか?それも見た事がない。カンボジアは内戦で知識人は殺され、本は余計な知識を与えるものとして焼かれてしまった歴史がある。国、全体として本を読む習慣が形成されていないと言えるだろう。それを改善していくのにも、絵本の『読み聞かせ』を行うのは良い事だと思っている。そんな思いを抱いて、知り合いの伊藤さんが、日本の絵本を、知り合いのカンボジア人やクメール語の出来る日本人にお願いして、クメール語(カンボジア語)に翻訳してくれている。そこで、実際にカンボジアの地で『読み聞かせ』を普及させる為にスタディツアーを始める。ツアーは、1回目が、3月16〜21日2回目が、5月1〜6日に行われる。先ず、私の学校で始めて、近くの公立の小学校でも始める予定である。私自身、カンボジアの多くの学校で『読み聞かせ』が広まる事を願っているし、その普及に私も頑張りたいと思っている。また伊藤さんの始めるスタディツアーが、その最初の一歩になればと思っているところである。参加したい人の為に、伊藤さんのFacebookのスタディツアーを添付しました。スタディツアー興味のある人は、スタディツアーをクリックしてみてください。
2025年に雨漏りのする小学校の校舎が建て替えになる運びになった。そこで、ある意味目的としていたことの目途が立ったので、校舎の建て替え話以外も書こうと思って、ブログのタイトルを変更しました。タイトルを、『カンボジアの夜明け』としました。カンボジアの教育に関わる一教師として、 カンボジアの教育についても書いていこうと思っております。カンボジア人は 計算が弱いという話を耳にすることがあります 。以前 カンボジアの教育向上に携わっていた人と話し合ったことがありました。その人がカンボジアに来た当初に王立プノンペン大学の学生に、日本の小学校3年生の数学の問題をさせたら解けなくてびっくりしたと言っていました。それからずいぶん時代もたって、改善されてきているでしょうが、去年、私の知り合いの送り出し機関関係者からは、6人面接があって、全員数学が弱くて誰も面接に通らなかった事があったとの話だった。まだまだ、改善の余地があると思っている。良くカンボジアの学校では、掛け算の九九を暗唱させている。子供達も毎日、唱えるのでほとんどの子が暗唱でき、それはそれで悪い事ではないが、ただそれは、順番にお経の様に覚えている状態であり、実際、100マス計算の様にバラバラにして解けるかどうかが重要である。このバラバラにして早く解けると言う基礎学習力を次に鍛える必要があるが、そこの学習が残念ながら足りないようだ。先ず、足し算、引き算、掛け算、割り算の基本をしっかりできる様にしてあげる必要があるだろう。プノンペンの学校なら、100マス計算などをコピーして渡せばよいだろうが、田舎の公立学校にコピー機などはない。田舎の私立の学校は、安い月謝で運営しているので、コピーをすると一枚、500リエルとかで配布している所もある。私の学校でも、そこら辺は頭を悩ませる問題である。基本、私の学校ではコピー代は取っていない。基本はホワイトボードに大書きして行っているが、出来ない子の補習授業にはコピーを渡したりしている。印刷してドリルとして販売した方が、コピーするより安く済むので、それもありかとも考えているところである。いずれにしても、単純な計算が出来ないと、生活に支障をきたすので子供たちの計算力をあげたいと願っているところである。
「生徒たちに建て替えの署名をしてもらって、それで、色々な所に当たってみましょう。そのために署名を集めてください。」おおむね、そのような話を校長先生にしたら、校長先生の方で署名し、動いてくれた。そして、建て替えの話が通ったようである。3階建ての校舎に建て替えられるとの事の様だ。建て替えは、2025年に行われるとの事だ。(一年以上後に始まるのとの思いはあるが、それでも前に進む事が出来ただろう。)この案件が、無事に進むように願っている。カンボジア人が自ら動いて勝ち取った、これは大きな一歩だと思っている。私も少しは地域に貢献できたのではないだろうか...さらに、私に出来る事もやっていきたいと考えている。先ずは、一歩前進できたのではと感じている。
「暗い!」「他の国でも、小学校を見たけど、こんな暗い教室は初めてだ。」小学校を見た、日本人の感想であった 。そこでの対話のテーマの一つが自立であった。いかに、自立して、自分たちで何か出来ないかということであった。建て替えの問題は、自分たちで出来る事は自分たちでやろう。 と言うことで、現在、学校側と先ず、署名を集めようという話を進めている。September 15, 2023www.youtube.com
これは、どう言うことだ。Google Mapsを見つめて、頭が混乱している。どう見ても村が二つの県にまたがっている。カンボジアでは、そんな事があるのか…?プラエトツン村(ភូមព្រែទទឹង)がカンダール県とコンポンスプー県に所属しているようだ。カンボジア人の妻に聞くと、そうだ、二つの県に所属していると答えた。日本では、ありえない事だが、行政が整備されてないカンボジアではプラエトツン村だけでなく、他にもそんな村があるのだろうか...?村にある公立の学校の立て直しの問題も、整備されてない行政の影響もあるのではないだろうかと思う。校舎は4棟あり、その内2つは、日本のNGOが建てたと語っていた。そして、校長先生のいる事務所も日本人が建てたそうだ。そして特に校舎が傷んでいるのが、1991年に建てられたものである。学生は村、以外からも通っていて、学生数は800人を超えているとの事だ。当然、教師は公務員になるので給料がでているのであるが、そんな公の学校の校舎にヒビが入り、雨漏りがしている状態になっても、校長先生は、それを訴える手段が、Facebookに写真を載せて、『助けて欲しい』としか訴える手段しかないようなのである。これは、一村の校舎の問題ではないだろうと感じている。他にもカンボジアでは、こんな問題を抱えている学校はあるだろうし、今後、もっと、出て来るだろうと思う。先日、1990年代から、カンボジアに住んでいるNさんに会って、校舎の問題について話を伺った。実際に校舎の建設に携わったこともある人だ。色々勉強になった。今は、情報を集めて、何が出来るのか手探りしている状態だ。国道三号線を挟んで、県が変わるが、村はそのどちらの県にも所属している。ともかく、前進していれば、何か得る物もあるだろう。
「将来、子供が増えて教室が足りなくなるから、校舎を建て替えたい。誰か援助してくれる人がいたら紹介してください。」そんな話を村の小中学校の校長先生から聞いたのは2年前になるだろうか。そんな中、最近、校長先生のFacebook の写真を見て、自分が思っていたよりも、校舎が痛んでいた、柱は削れ、雨漏りもしているようだった。校長先生のFacebook、校舎の記事 (https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1716739615432208&id=100012885589547)村に住む一員として、また、日本人として何か出来る事があるかもしれないと思い、校長先生と会い、自分に出来る事を協力しようと話した。何が、出来るのか、分からないが、動いてみよう。ベストを尽くしてみよう。その先に何か出来る事を信じて!情報を発信する事が大事ですと、知り合いよりアドバイスを受けた。そこで、このブログを始めました。