いよいよ職員会議最終日。なんと!明日からは園児が登園してくるのです。
ケンケンガクガクのままなのです。
保育者全員が同じ方向を向くことは可能なのでしょうか。
いや、無理っぽい・・・。
スタッフにとってはお互いを理解し保育に望むことが一番なのですが、
バブル時代のノリというのでしょうか。そんな感じのスタートなのです。
今でこそ、日本人英語教師はとても重要!という感覚がありますが、
なんというのか、ネイティブならOKの時代でしたから
今考えると無茶ですよ、語学教育の外国人幻想・・・。
しかも、保育園ですよ! 確かに発音の習得は小さい時がいいにしても
発音の良さを気にしすぎっていうのはアリアリでしたからね。
今の大学生も、その辺は気にはしていますが、今の50歳以上の方々ほどではないでしょう。
発音よりもコミュニケーションが重視されていますから。
ちなみに田村理事長もアダム園長も保育の経験は皆無だったりします。
幼児教育を学んだことがないとのこと・・・。それで園長なんですから。
この園で日本の保育を勉強したのは私1人なんですぅ。
しかもしかも、当の私も実際の現場は教育実習でしか知りません。
右も左もわからない環境で、教えてくれる先輩もおらず、
新卒で採用された私に何ができるのでしょう。
しかし、なんで、新卒だったんでしょうか? 経験者は必須だと思うのですが?
まして同僚となる外国人先生とは日本語、英語共に意思の疎通もままならない状況です。
保育園では、なにより大切なのは安全な環境を整えることです。
そして、何より個人に応じた適切な保育を提供することです。
新米の私でもそこは譲れません。
私の意見をアダム園長が外国人の先生方に通訳し、説明してくれますが、
「はあ? 契約にないし、したことないし」てなもんで
簡単に納得してくれるはずもなく……。
アダム園長を介し、どれほど議論を闘わせたたでしょうか。
議論というか、当たり前のことを説明したにすぎないのですが、
そもそも幼児教育をしらないので、議論にすらならない・・・。
それでもなんとか、方向性が定まりました。
というか、そんなもの園の企画段階でやっとくべきだろー。
もう日が傾いていたので、しぶしぶだったのかもしれないです。
しかし、しかし、その決定事項も、ごくごく簡単な日案と年齢別の目標。
直近の1ヶ月は乗り越えられそうなくらい。
いよいよ明日からが本番です。
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