2024年8月4日。この日はかねてより見に行きたいと思っていた坂出大橋祭りの太鼓台競演を見てきました。

今回はその行程の前編と称して、本番に備え準備する各太鼓台の様子を掲載します。

 

ゆとりを持って新居浜を出たので、坂出に着いたのは午後1時。

坂出駅から街に出て、最初に遭遇したのは男意氣太鼓台。元町商店街内にて待機していました。

 

男意氣太鼓台の飾り幕をじっくり拝見し、元町商店街から更に北へ進むと、坂出天満宮付近にて天満太鼓台が待機していました。周りには誰もおらず太鼓台だけがポツンと置かれていました。

 

この日の最高気温は35度。あまりの暑さにヒーヒー言いながらも歩を進め、久米町に差し掛かると、セブンイレブン付近にて待機中の旭町北太鼓台を発見しました。

個人的には、今回一番見ておきたかった太鼓台だったのでじっくり見させていただきました。大量の横棒にもたれ布団と、他の太鼓台とは一線を面した姿をしています。

 

更にセブンイレブンの駐車場では鳥若太鼓台が待機していました。鳥若とは『鳥洲若衆』の略であるとのことです。

 

午後2時半。暑さで倒れそうになりながらも何とか坂出合同庁舎まで辿り着くと、川津太鼓組が待機していました。この太鼓台は元々新居浜市の岸影太鼓台だったのですが、岸影時代を含めると実に65年も使用されています。

 

1時間ほど休憩していると、市役所周辺に続々と太鼓台がやってきました。上から川津地区の蓮尺太鼓台、林田地区の中川原太鼓台と東梶太鼓台です。

 

蓮尺太鼓台は前述の旭町北太鼓台同様にもたれ布団や金縄を使用するなど、香川県の太鼓台の特徴が見て取れます。

 

中川原太鼓台は旧喜来太鼓台を購入して運行しています。筆者が17年前に見に行った時は他の太鼓台よりもかなり小ぶりな太鼓台だった記憶があります。

 

 

 

東梶太鼓台は坂出市の太鼓台で唯一、坂出大橋祭り皆勤賞であり、今年で34回目の出場となりました。

 

午後5時半過ぎに坂出市役所から西へ進み、駅前通りまで戻ってくると、鳥若、天満、鳥洲西の3台が待機していました。

 

天満太鼓台は、鯉を描いた天幕に紫色の重と、新居浜でも前例のない特徴を持っていました。

 

鳥洲西太鼓台は、かつて西条市の船屋太鼓台として運行されていた太鼓台を購入し、祭りに参加しています。今では貴重になりつつある高木縫師の飾り幕です。

 

午後6時10分。いよいよ入場開始というところでようやく見つけた最後の一台、内濱太鼓台です。

今回参加している10台の中で最も大きく、括りの間に龍の飾り物が配置されているのが特徴です。

 

後編に続きます。