趣味のひとつにパチンコがある。
業界の活性化も年々激しくなり、日々、TVCMでは新台の宣伝が流れている。
昔では考えられないことだ。
このGWも、パチンコ店はイベントの嵐。新聞広告も、今や地域周辺のホールのチラシが半分を占めている。
そして、このGWイベントの目玉は、どの店も殆どが、「ぱちんこ冬のソナタ2」である。
地域によっては、未だに整理券を貰わないと、この台に座れない状態だそうだが、俺のホームグラウンドの店は、周囲に大手大型店が乱立している地域で、その中でも老舗の中堅店。
客の入りはそうでもない。
勿論、冬のソナタ2はふんだんに投入しているので、並ばなくても余裕で座れるのだ。
さて、昨日のこと。
朝、開店より冬のソナタ2に座る。データはあまり気にしないが、前日大量に出ている台と、まったく出ていない台は避けることにしている。
角台が好きだが、前日まったく出ていない。隣の、前日そこそこ出ている台に座った。
なんと、23回転目で、通常大当たりを引いた。そして、ポラリスチャンス、確変へ昇格したのだった。
そこから6連荘、早い当たり台だったので、そこから一箱投入したが、こなかった。
すると、隣の角台、気の弱そうな親父が座っている。
この台、それまで、入れ替わり立ち代り、何人かが座っているが、ドキドキするようなスーパーリーチすらないのだ。ただ、それが不気味でもあった。
170回転目から打ち始めたこの親父、この台はあまり打っていないらしく、時折パンフレットなどで確認をしていた。
俺は、一箱飲まれてやめようか、さらにもう一箱つぎ込むか迷っていた。
と、隣の台、ミニョンモード突入、な、なんと、台上の大当たりランプが点滅・・・・
あ~あ、内部確変、入っちゃった・・遂に出ちゃうんだ。
自分が飲まれている時に、隣で出されるのはあまり良い気分ではない。辞め時だと思った。
係員を呼び、出玉を流した。
ただ、その時、その親父、大当たりランプには気づいていないようだったのだ。内部確変の際、大当たりランプは一瞬点くが、直ぐに消えてしまう。
そのミニョンモードも、結構長く続いているのだ。
俺は、換金所へ行った。それでも、2万円は勝っている。
戻ると、な・・・・・なんと、あの角台が空いているではないか。
しかも、ミニョンモードのまま、えっ、いいの?
俺は、すかさずそこへ座った。
あの親父、やっぱり知らなかったんだ。教えてあげればよかったかなあ・・・いいや、勝負は勝負なのだ。教えるのは返って失礼というものだ・・なんと自分勝手な思いだろう。
程なく、それは単発で大当たりだった。あ~あ、こんなもんか、でも、ただで貰ったみたいなもんだから。
チャンスタイムへ、そして、再び単発・・・・・・と思いきや、大当たりラウンド終了後に確変昇格。
なんとラッキーな。
そして、そして、そして・・・
そこから14連荘したのだった。
気がつけば、昨日の収支は、約10万円の勝ち。こんなこともあるものだ。
チュンサンは、何度ユジンの名を呼び、そして抱きしめただろう。
「もう離さない、絶対誰にも渡さないよ・・・・」
そして言いたい、ユジン・・・・ありがとう。
いや、内部確変を知らなかった、おじさん・・・本当にありがとう。
