当時、私はとある会社からゼロックス研修に行くことになった。
限定話法やいろいろ勉強した。しかし限定話法すら言葉だけ思い出した程度。
やはり実践で身につけたものの方が遥かに大きい。
1週間、ビルの上から下まで会社に飛び込みます。
情報として取ってくるのは、コピーのメーカ、機種、リース料、使用期間など。
一日400件~500件のデータが集まります。
会社に帰ってからそのデーターを整理します。
名刺を渡す。時にはそのままゴミ箱に。テンションが下がりまくりです。
お客様の顔も見ずコピー機はどこだとみてしまう自分。思うように話が出来ない自分。
もごもごしてしまう自分。情けなくって。
1週間が過ぎるとその集まったデータから10件、毎日行くように言われます。
それがめちゃめちゃ辛い事だとは思いもよりませんでした。
この前来たよね。内は決まっているところがあるから。
くるなっていったやろ。だんだん優しかった人までも鬼のような形相に。
どうすればよいのだろうか?報告する事もない。また訪問しても冷たく断られて嫌われるだけ。
行くだけ無駄。担当者不在の噓の報告。それでもと自分なりの工夫。名刺に自己紹介を書いてみるとか。
しかし怒っているお客様に通用する訳もない。
心が折れまくる。
ある事務員の指輪がすごーく大きくて綺麗かった。思わずすごーく綺麗な指輪ですね。あらそう?と嬉しそうだった。
後日その会社からコピーが買いたいので見積もりをと電話があり契約に。
後でわかった事ですが、その事務員さんは影のドンでした。![]()
そのことがキッカケにいろんな事がわかるようになりました。
1.まずは初期訪問の時。挨拶は私をみてといわんんばかり。何か元気な奴が入ってきたなと。
そのあと担当者の名前を聞く。不在ならいつ頃おられるか聞いてその時間帯に再度訪問。
2.他社情報をチラつかせる。他社で景気が悪いのでコピーまで買い替える余裕がないと言っておられたところが、月々の経費が安くなって、コピーの入れ替えができたと喜んで頂いた。とか
3.訪問時に自信のない今日も嫌な思いをしないかな?と思いながら訪問すると相手も嫌な気持ちが伝わります。
テンションをあげて訪問する。
今、私が飛び込み営業でコピー機を販売するとしたらどうするだろうか?
1.どんな会社か教えてもらう。
じゃコピー機はこのような使い方をされていますか?
不便な事はないですか?赤がうつりにくいとか?メーカーによっていろいろありますから。
それでしたら2年後ぐらいが検討時期ですね。それまでにもいろんなコピー機が便利になってきますので情報だけ持ってきますね。
などかな。
あの経験から絶対に心が折れないようになりました。
そしてどうやったらこのお客様と楽しく会話ができるだろうか?どうする事がこのお客様にとってベストなのか?
嫌そうにされたらどうやって振り向かせようか?
楽しみになっています。
苦しい事を乗り越えてこその営業です。今辛いのは当たり前。
テンションをあげて頑張ってください。