おはようございます。
先ほど「AKIRA」の映画を初めて観ました。
前々から高評価されていて気になってはいましたが、あらすじを読むとどうも億劫で観ることを避けていました。
しかし、予言のようにオリンピックの開催年が2020年に設定されているAKIRAのストーリーに惹かれ観ることに。
まず驚かされたのは、当時の漫画では類をみない画力。
そしてストーリーの近未来設定は20余年前に考えられたのかと考えると感嘆せざるをえません。
どの映画レビューサイトでも画力がすごいと書かれていたので知ってはいましたが、ストーリーのすごさは明確にわかりませんでした。
いざ観てみると具体的な設定から考えさせられます。
それは現代の社会に照らし合わせるとなかなか感慨深いです。
超能力を使う子どもたちがラストシーンあたりで「でも、いつかは私たちにも」「もう始まっているからね」という会話を交わします。
能力を持った子どもたちは、現代では受け入れられない環境のため最後に異次元に消えてしまいますが、周りの人たちが同じ能力を持てば、能力が使われることが普通の日常になれば、という思いがあり発した言葉だったのではないでしょうか。
「もうはじまっているからね」という言葉には、変化はもう始まっていることを示唆しているのではないでしょうか。
なんらかの特殊能力を持った人間、進化を遂げた人間が少しずつ現れる世界を描いている作品。それがAKIRAだと感じました。
多分ですが、少しずつ変化しているこの世界でも、未来で何か異変があり次のステップへと進まなければいけない状況になってくると思いますが、その地点がAKIRAの背景と被ってくると考えます。
少し観点がおかしいのかもしれませんが、このような考え方もあるとだけ思っていただければ幸いです。
それでは、おやすみなさい。
byE