English Boot Campでは「たった2日間で喋れるを約束」とか「たった20時間で喋れるを約束」などを謳い文句にしています。いわゆる短期集中型英会話スクールで、受講料は98,000円です(税別)。
20時間もかけなくても、オンライン英会話を始めれば最初の25分で英語を喋れますよ。最初に英語講師がCan you hear me clearly?と尋ねてきますから、問題なければYes, I can.と返事することになるでしょう。通信環境が良好であれば、最初の5分以内で英語を喋れるでしょう。DMM英会話で毎日2レッスン受講すれば1月25時間で税込10,780円です。イングリッシュブートキャンプの約1/10のお値段です。
English Boot Campのウェブサイトには「英会話の90%はたったの721語で出来ている」と説明しています。つまり、たった721語の頻出英単語を適切に操ることが出来れば、英会話の90%をカバーすることが可能になるそうです。
しかし、残りの10%で躓いてしまいます。10%というのは、10単語言おうとするたびに1単語が頭に浮かばず困ってしまうことになります。たとえば、上記の赤字部分を英語で言いたい時、????の部分で言葉が止まってしまいます。
The most common 721 words provide 90% ???????? for spoken English.
The most ?????? 721 words provide 90% coverage for spoken English.
しかも「適切に操ることが出来れば」という前提が付いています。721語の中には基本動詞(come, go, give, get, make, put, take)が含まれており、これらの単語は副詞や前置詞と共に、様々な意味を持つ句動詞になります。英単語comeを適切に操れる日本人は少ないですよ。
ケンペネEnglishでは1日20分・たった60日でネイティヴ英会話が身につくと主張していますが、実質20時間で学習できることは高が知れています。ちなみに、TOEIC L&Rで450点の学習者がスコアを1点上げるのに必要な時間は2時間だそうです。20時間の学習では10点しか上がりません。450点が460点になるだけです。ほとんど誤差範囲でしょう。
追記:
LIVE ENGLISH INSTITUTEでも「合計20時間で英語を話せるように!」という20時間集中コースを提供しており、費用は130,000円です。
DMM英会話のDAILY NEWSに「The Hardest Languages for English Speakers to Learn」という教材があります。
それによると、1947年に設立されたThe US Foreign Service Institute(米国外務職員局, FSI)は、英語母語話者が職場環境で使えるほど各言語を学習するのにかかる平均時間を調べています。
必要学習量は言語によって異なりますが、super-hard-languages(アラビア語、日本語、韓国語、北京語、広東語)では、88週間にわたって2,200時間の授業が必要だそうです。単純計算では毎日3時間半です。かなり集中的な学習ですね。しかも、これは授業時間であり、それ以外に個人の努力が必要かもしれません。いずれにしても、かなり本気で勉強しないと身につかないことが分かります。
日本人が英語を「General Professional Proficiency in Speaking (S3)」のレベルまで習得するのに必要な時間は明記されていませんが、およそ数千時間と考えて良いと思います。今日のブログでは、およそ2200時間だと仮定します。
これはあくまで概算であり、個人差もあるでしょうが、200時間では無理だし20,000時間も必要だとは思いません。


さて、ケンペネEnglishでは1日20分・たった60日でネイティヴ英会話が身につくそうです。これは実質的には20時間です。FSIが推定した2200時間の1/110です。ちなみに、とあるウェブサイトに、40~50歳代女性の100メートル走平均タイムは20秒前後と書いてありました。20秒の1/110は0.18秒です。
ケンペネールしずこ(瀬川靜子)さんは、100メートルを0.2秒以内で走れるのでしょうか?
今、大学進学希望の高校3年生の中に、英語の点数が伸びずに志望校選びに苦心している人がいると思います。でも、実質20時間でネイティヴ英会話が身につくなら、大学入試なんか楽勝でしょう。
明日からケンペネEnglishに取り組めば、11月には偏差値70も夢ではありません。もうバカバカしくて、高校3年生の夏まで英語学習なんかやってられませんよ。2ヵ月ほど片手間で取り組めば、全国模試で上位に入れるわけですから。
蛇足ですが、皆さんは世界最速ヒーロー「フラッシュ」をご存知ですか。第1話では時速400kmを超える走りを見せてくれるそうですが、世界最速の女性はもちろん、ケンペネールしずこさんです。100メートルを0.2秒で走るというのは、時速1800kmです。
英会話用教材を提供しているDMM英会話DAILY NEWSというウェブサイトに「Poll: 35% of Americans Would Not Get COVID-19 Vaccine」というニュース教材がありました。
世論調査会社Gallupは7,500人以上のアメリカ人を対象にオンライン調査を実施し、FDAに承認された無料ワクチンが今あれば、ワクチン接種を受けるかどうか尋ねました。その結果、65%の人はワクチンを受けるが、35%の人は受けないと回答しました。
支持政党別に解析すると、民主党員の81%が接種すると回答したのに対し、共和党員では47%でした。トランプ大統領は共和党なのに、これは意外な数値です。
ちなみに、ギャロップ社が1954年にポリオワクチンを受ける意思があるか否かを尋ねた時は、受ける意思があると答えたのは60%、受けないと答えたのは31%だったそうです。
種類を問わず、ワクチンに対して不信感を持っているのはアメリカ人だけではありません。DMM英会話には「German Minister Wants to Fine Parents Who Don't Vaccinate Kids」という教材がありました。麻疹(はしか)ワクチンを子供に受けさせない親がいるようです。それは宗教上の理由だったり、自閉症の原因になると妄信しているらしいです。
ロシアは新型コロナウイルスワクチン(Gam-COVID-Vac, also known as Sputnik V)を承認しました。しかし、海外だけでなくロシア国内の医師も慎重な姿勢を見せています。“This vaccine is made of politics.”と批判する人もいます。
一方、中国では先月から医療従事者などを対象に、新型コロナウイルス「不活化ワクチン」の緊急使用(emergency use)を始めています。不活化ワクチン(inactivated vaccine)は昔からあるタイプのワクチンですが、中国は複数のワクチンを開発しています。