YouTubeを見ていたら、ケンペネEnglishの宣伝が表示されました。非常にくだらない情報教材なので、その低レベルさをまとめてみます。運営統括責任者はケンペネールしずこ瀬川靜子)さんです。その公式ウェブサイトには以下のようなことが書いてあります。

 

簡単なカタカナ英語をまとめると、その数2,000語以上もあると言われています。これはアメリカの高校生レベルの語彙力にも相当します。。。ホントですか?

 

語彙力2000語といえば、日本の英検3級~準2級レベルです。アメリカの高校生を馬鹿にするのは止めなさい。彼らの語彙力がそんなに低いはずがないでしょう。Test Your Vocabularyというサイトによると、17歳の英語話者が有する語彙力は約2万語です。

 

もう、この時点で「ケンペネEnglish」の質が分かりますね。確かに日本語には多くの外来語(カタカナ語)がありますが、アメリカ人には通じない和製英語も多く、名詞に比べて動詞(句動詞)のカタカナ語が少ないです。たとえば、レターというカタカナ語は存在しますが、センド(send)というカタカナ語は使われていません。ですから、日本の子供が知っているカタカナ語の知識だけでは、「手紙を出す・送る」を英語で言うことができません。

レッスン動画を1日20分見るだけで英語が上達するのは結構なことです。それなら、YouTube動画を見れば済むことです。YouTubeには、質の高い無料の英語教材が無数に存在します。「ケンペネEnglish」に登録する必要はありませんね(笑)。

 

英語が話せるようになる理由として「いつでもどこでも学べる」は、確かに理由になります。しかし、、、

 

「1日20分!60日間で英語ができる」はケンペネールしずこ(瀬川靜子)さんの主張であって、理由になっていません(苦笑)。

 

新しい表現を覚えず「カタカナ英語を使うだけ」だと、正しい自然な英語が身につかないでしょう。和製英語混じりの怪しげな英語を話すことになります。私はルー大柴さんのような「英語もどき」を話したいとは思いません。