先日、BreakingNewsEnglishにある「Panic buying sparks toilet paper shortages」というPDFを使ってオンライン英会話レッスンを受けました。この記事の中でFOMOという略語が出てきます。the Fear Of Missing Outの略で、フォーモと発音します。「見逃すことの恐怖」という意味だそうです。

 

恐怖というと少し大袈裟な気がします。自分が良い情報や機会を逃している間に、他人は良い暮らしをしているかもしれないという不安や焦りと言う方が適切だと思います。

 

今回の新型コロナウイルス騒動では、中国から紙原料が入って来なくなりトイレットペーパーが品薄になるという情報(デマ)を見逃していう間に、他人が商品を十分買い置きしてパンデミックに備えているんじゃないかという不安です。

 

このPDF教材ではpanic buyingという表現を使っています。でも、最初はデマ(誤情報)でも実際にスーパーの陳列棚からトイレットペーパーが消えてしまいました。私の近所では、この品薄状態が解決するのに2週間ほどかかりました。私はのんびり構えていたため、あちこちの薬局チェーン店やスーパーをはしごする羽目になりました。これはpanic buyingではなく、私の準備不足だったと思います。

 

さて、the Fear Of Missing Out(FOMO)とは逆に、the Joy Of Missing Out(JOMO)という言葉もあります。「見逃すことの喜び」という意味になります。2015年にChristina Crook著の「The Joy of Missing Out: Finding Balance in a Wired World」という本が出版されました。和訳すると「見逃すことの喜び: ネット世界でバランスを見つける」でしょうか。

 

いつもスマホを弄ってないと落ち着かない、他人がやっていることを自分もやらないと取り残されたような気分になる。程度の差はあっても、こういう不安感は誰もが感じることだと思います。

 

トイレットペーパーは入手できましたが、マスクは相変わらず品薄です。今月一杯はこんな状態が続くのでしょうか?