Oxford Bookwormsシリーズの「Christmas in Prague」を読みました。12月なのでクリスマスにちなんだ本を読もうと思って。難易度がStage 1なので、使われている文法事項は現在形と過去形ぐらいです。総語数4720ワード、ヘッドワード数400なのであっという間に読了しましたが、結構面白かったです。簡単に言うと家族内の秘密です。

 

あまり深みがある物語ではありませんが、歴史上の悲劇なので、それなりに読ませる内容だったと思います。冷戦中(1950年代)にチェコスロバキアとソ連に何があったか知らない人でも十分理解できるような構成になっています。

 

主な登場人物はOxford Orchestraの指揮者Giorgio Rinaldi、ハープ奏者Carol、その夫Jan、夫の父Josef Vlach、Josefの妻Lenka、謎の男Pavel Brychtaです。

 

これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうので控えます。でも、ネタバレしてもまずまず楽しめる小品です。冷戦中のヨーロッパでは、この手の悲劇は決して珍しくなかったと思います。

 

本筋から外れますが、musicに楽譜という意味がありました。ちなみにmusic standは譜面台です。これから年末にかけてベートーベン第九を聴く予定がある方もいるでしょう。ステージのあちらこちらに立ててある金属製譜面台がmusic standです。