先日紹介した雑誌THE21「40代からの英語」という特集において、繁村一義氏が主張する多読をするうえでの「3原則」は以下の通りです。
1. 辞書は捨てる
2. わからないところは飛ばす
3. 自分に合わないと思ったら投げる

 

一方、古川昭夫氏の「多読の基礎知識」というPDF(P.12)には、以下のようなことが書かれていました。
*多読では、「絶対辞書を引いてはいけない」と主張する人もいれば、「できるだけ辞書を引け」という人もいます。しかし、辞書を引く、引かないは、自分で決めてもらって構いません。辞書を引くメリットは、「意味が良くわかることが多い」ことであり、ディメリットは、「読書がそこで止まる」ということです。

 

繁村氏は、わからないところは飛ばし意味の推測もしないと主張しています。一方、古川氏のPDFでは、意味がほぼ推定できるような本をたくさん読んでくださいと書いてあります。人によって主張が違っているなら「原則」とは言えませんね。


ちなみに、繁村氏はNPO多言語多読理事で、古川氏はSSS英語多読研究会理事長だそうです。理事より理事長の方が偉いはずですが(笑)。もしかして、この両団体は仲が悪いのかも。