今日所用で京急線に乗ったのだが、帰りの上り電車が快特 成田空港だった。
特に何か意識してるわけでもなく、品川行とか青砥行とかと同じような感覚で乗車し、横浜で下車。
そして、何故だろう。
京急線の横浜駅の案内表示板に目が止まった。
一見のこの写真見てだからどうした?と思うことだろう。
まあそう思う人が大半かもしれない。
でもなんかすごくないか?
日本の玄関口ともいえる二つの空港がワンフレームに収まっている。
東急や小田急と同じような大手私鉄なのに、平然と成田空港へのアクセスと羽田空港のアクセス、それだけではなく成田空港~羽田空港間のアクセスといった重役まで担っているのだから。
先発が国際線が大多数を占める成田空港へ向かい、次発が国内線、最近は国際線にも奮発力を示している羽田空港へ向かう。
くれぐれも乗り間違いには注意していただきたいという感じだ(笑)。
実際所要時間もだいぶ違う。羽田空港までは急行で25分で着くのに対し、成田空港へは横浜1654発の直通でも1時間50分かかる。
成田空港は本当に東京や横浜から遠い。
でも成田から海外へ飛ぶときは距離がある分、刻々と成田に迫ってくる中でいよいよ旅が始まるんだというワクワク感がたまらなかった。
2月にオーストラリアに行ったときもそうだった。
しかしこのご時世、コロナウイルスの影響で海外に行けなくなってしまった。
自分も今年の夏、初のヨーロッパ遠征を計画していた。
入っているマイレージクラブの関係からよくJALを使うのだが、羽田からロンドンで乗り継ぐか…?それとも成田からフランクフルトでそこから電車?などと楽しそうに計画を立てていたのを思い出す。
信頼と実績のJALに乗って、オーストリア、チェコ、ハンガリー、ドイツといった国に訪れ、鉄道を介した文化に触れつつ、ご当地グルメも楽しみ、日本とは違った場面に直面し、どうしようもない状況に陥りつつも、結局はJALさんの「おかえりなさいませ」の一言で安心して帰ってくる。
なんと充実したことか。
今でもこの横浜駅の案内板を見てふと思い出される。
また成田か羽田から海外へ旅立ちたいものだ…。
早く世界情勢が1年前と同じようになり、海外に気軽に遠征に行ける機会が来るのを切実に願う。