韓国からシンガポールに移動し、しばらく滞在です。

シンガポールはちょうど2ヶ月ぶりですが、相変わらずホテルは活況で、急に予約をとろうとしたもののビジネスに向いているホテルはとれず、Raffles Hotelに滞在することに。

当然いいホテルなのですが、全般的にややリゾートチックで、どうも仕事には向いていない気がします。

（夜の運動に泳ぐプールも、なんだかロマンティックになっちゃいます）

ただRaffles Hotelに泊まるとシンガポールのホスピタリティとサービスの高さにいつも驚きます。

例えば、少しの距離でも荷物を運んでいるところをバトラーが気付こうものなら、慌てて駆けつけて“持ちましょうか？”と言ってくれますし、同僚が薬を買おうとフロントにドラッグストアーの場所を尋ねただけで、すぐにホテルの人が買いにいって部屋まで届けてくれます。

日本でも“星のや”や“翠松園”など、高いサービスを誇る旅館もありますが、あくまでも期待する範囲のサービスであるのに対し、Rafflesのサービスは期待を超える水準であると感じます。

顧客を感動させるには、“期待に沿う”のではなく、“期待を超える”必要があるとよく言われますが、Raffles Hotelのサービスはその水準だともいえます。
（期待に沿うと超えるについて、以前もこちらの記事で触れました）

日本のサービス水準は世界最高だと言われるときがありますが、Rafflesのようにそれより高いサービスを提供する施設が存在することは認識しなくてはいけないですし、日本がサービスの水準で世界と戦うのであれば、こうしたサービスを基準とすることも考えるべきです。

以前、シンガポール航空のサービスに触れましたが、海外からビジネスを呼び込んで成長しようとしているシンガポールは、選択と集中が徹底しており、そうした点においても見習うべきところがあります。
（シンガポール航空のサービスに触れた記事はこちら）