今回はまだウォームアップという感じで、そもそも文法って何なのか、なぜするのか、がテーマです。何しろこれから長く英文法をやっていきますから、まずスタートとしてその理由や意義を考えてみます。なぜするのかを理解してやる方が、続くし、伸びるからです。
今回は
①文法=先が予想できるようになる
という話をして、英語の語順として
②S V O 場所 時間
をお出しします。そして
③なぜ文法をするか?
についてお話しして終わろうと思います。それではいきましょう。
①文法=先が予想できるようになる
今この瞬間もですけれども、私たちは日本語をだーっと聞いても理解できます。これは私たちが、次に来る言葉を無意識に予想しながら聞いているからです。
例えば、私は数学とか理科はね、ちょっと苦手なんですけれども、でもドイツ語は結構苦手なんですよ、ときたら「ん?」となりますよね。先を予想しながら聞いているので、それと違うのがきたら何か変だなと思う。これがネイティブだということです。
言語にはこのように語の順番やパターンがあるので、それを学べば効率的に分かってくるというわけです。それが文法ということですね。文法というは要するに、文法=言葉の順番なんです。
つまり英文法を学ぶと何がいいかというと、先が予想できるようになるんですね。先が予想できるから読みやすくなるし聞きやすくなるし、言葉を並べる順番を知っているので話しやすくもなります。
②S V O 場所 時間
では、次に英語の大きな語順、並べ方を見てみましょう。英語の大枠ですね。英語では言葉の順番がこう決まっています。
S V O 場所 時間
SとVというのは、誰が、何をしたか、です。まあ主人公が、何をしたか、ですね。Oっていうのはまた第5回でやりますがとにかく、誰が何をしたかを言ったら、次にはそれがどこで起きたのかという場所がきて、最後にいつ起きたのかという時間がくる。こう決まっています。
S V 場所 時間
だから誰が何をしたかを聞いたら、次は場所の話で、最後は時間なんだなって予想できるので、それが分かっていれば内容を掴みやすくなります。スムーズに聴けるし速く読めるということです。また話すときにもその順番で言っていけばいいと決まっていますから楽になります。
③なぜ文法をするか?
つまり、文法をなぜするかというと、英文法は、英語のツボなんですね。ツボ指圧するみたいに、一番いい適切なところを順番に押さえていけば、英語が整ってくるということなんです。
文法は、正直もし全く知らなくても、英語圏にいって毎日英語で暮らせば、1年くらいしたら日常会話くらいはみなさん高い確率でできるようになります。私が学生の時カナダにいった際も、社会人で仕事を辞めてきた日本人の方で、I amとかのbe動詞も知らない人に出会いました。でもその人も1年くらいして会ったら英語で暮らせていました。そういうもんです。ところが英文法を知ってるかどうかは、例えば日本に帰ってきて毎日英語で暮らすわけではない環境になったときなどに違いが出ます。
ルールが分からない状態でとにかく毎日口に出して使えるようになった場合は、使わなくなったらすぐに消えていっていってしまいます。
それに対して、ルールや規則がわかった上で使えるようになった技は、定着率が高いです。積み上げていきやすいということです。ですからこれを使わない手はありません。私たちはもう赤ちゃんとか小さな子供ではないし、今から英語圏ですぐ毎日暮らすわけにもいきませんからね。英語を後天的に第二言語として身につけていく場合は、やはりランダムに無数のフレーズをひたすら覚えまくるのではなくて、いかに効率よく知識を積み上げていくかが大事になります。もちろん文法は万能ではまったくありませんが、上手に手がかりにすれば、非常に役立ちます。それをやろうというのがこの講座です。
もちろん、英文法や規則はいくらでも細かくできますから、そういうものばかりやっていたら嫌になってしまいます。いかにも受験文法みたいなことになってしまいます。じゃあどこまでが話すために実際に役に立つもので、どこからがまあ後回しでもいいような細かいものなのか、どうやったら私たち日本語話者が最短経路で効率よく英語を積み上げていけるのか、それを整理するのがこの講座です。
そういうわけでこの講義では話すための英文法という意識で、英文法の一番中心を、できるだけ実用的なところにつながっていけるように、とっていきたいと思います。そしてそれを土台に英作文の講座で英語を出していくところを楽しめたらと思います。そのための文法講座だという意識でご一緒していただけたら嬉しいです。
まとめ
それでは第1回のまとめです。
文法には、言葉の順番を知る→ことで先が予想できるようなる、といういいことがあります。そして英語の順番はS V O 場所 時間です。この順番が分かっていれば、内容をとっていきやすいし、自分でも出していきやすくなります。こういう英語のツボを押さえていくと、英語が整ってくるというわけですね。英語はS V O 場所 時間。まずは何となくこれを覚えて終わってください。
それではありがとうございました。また次回。