今日いちばん大きい枠
- 安全保障:日中の軍事的緊張が一段上がる気配
- 経済:物価高の“体感痛み”と大型財政の同時進行
- 生活:年末に向け家計インパクト大の制度・価格テーマ
本日の主要トピックス
1) 🛩️ 日中の安全保障緊張
- 日本政府は、中国軍機が沖縄周辺で自衛隊機にレーダーを照射したとして抗議。
- 高市首相と小泉防衛相は「危険な行為」「冷静かつ毅然と対応」と強い姿勢を示しています。
- 中国側は日本の対応を「妨害だ」などとして反論し、見解の真っ向衝突になっている構図。
例:空中での“威嚇に近い駆け引き”が増えると、偶発的な事故リスクが上がる——というのが市場も外交もいちばん怖がるパターン。
2) 🧾 2025年度の補正予算が国会へ
- 政府は約18.3兆円規模の補正予算案を、きょう臨時国会に提出し審議入りへ。
- 物価高対策や成長分野の投資を支える財源という位置づけ。
例:家計でいうと「今の生活費の痛みを和らげる支援」と「将来の稼ぐ力への投資」を同時にやる感じ。
利点
- 物価高の急所に手当てできる
- 成長投資を前倒しできる
欠点
- 国債依存が大きいと、金利や財政への不安材料になりやすい
3) 💴 実質賃金のマイナスが続く
- 10月の実質賃金が10カ月連続で減少。
- 名目賃金は伸びても、物価の上昇が上回り、生活の“余裕感”が戻りにくい状況が続いています。
例:給料が少し増えても、食品や日用品の値上げで相殺される、あの感覚がデータでも裏付けられている形。
4) 📉 GDPなど景気指標への警戒
- 直近の発表では、2025年7-9月期のGDP改定値が想定より弱いという報道も出ており、
「物価×賃金×景気」の三角関係が、年末の政策判断の核心になりそうです。
5) ⛽ ガソリン“暫定税率”の年末廃止が現実味
- 資源エネルギー庁の説明では、ガソリンの暫定税率は2025/12/31に廃止、
軽油は2026/4/1に廃止という方向で整理されています。
例:家計にとっては、年明けに向けて“じわっと効く値下げ要因”になり得るテーマ。
6) 🌞 宇宙天気(地味に重要)
- 海外報道ベースですが、12/8に強い地磁気嵐の警戒情報。
- 通信・衛星・GPSなどに影響が出る可能性があるので、
“スマホ生活の裏側インフラ”としては意外と無視できないニュース。
今日の空気を一言で
「地政学リスクが顔を出すなかで、物価高対策と財政拡大が同時進行」
この組み合わせが、きょうのニュースを貫く太い背骨です。