総武本線の都賀駅からモノレールに乗って動物公園駅で降りる。懸垂型のモノレールは静かに空の中を走り去っていく。

 

ここにはモノレールの車両基地があり、この日敷地内でお祭りが開催され、人々で賑わっている。気持ちのいい昼下がりだ。

6月に渋谷に行って以来、4か月近く出かける機会がなく、久しぶりだ。どんどんどんどん間隔が伸びていき、引き離されていくような気がする。

 

思えばここもかつての思い残しの場所だった。2019年の今頃、このお祭りに行く予定だったのだけれども見送っている。

 

台風だったかな……いやそれならイベント自体が中止になっているはずだが、開催されている。他に理由があったはずだ。

 

その時受けていた大学の単位認定試験と重なったからだろうか。いや、それは札幌のイベントだったはずだ。

 

見送った理由がはっきりと思い出せない。それくらい時が流れているということか。考えてみれば6年経過しているのだ。

これまでだったら、あらゆることが記憶に残っていて、それが今と重なり合って、あの時の思い残しを解消することが多少なりともできていた。。

 

けれど、今回はそうはいかなかった。過去と接点があるはずなのに、見いだせない自分がいる。

 

この日は10月半ば過ぎだというのに、気温が27度に達したという。そのため「暑さにご注意ください」というアナウンスが敷地内に流れていた。

 

たしかに陽射しの下にいると、汗ばんでくる。駅を降りた時に感じた心地よさは、跡形もなく消え去ってしまったかのようだ。

観覧席の後ろに立って、メインステージを見つめる。その距離が感覚的に遠いような気がする。

 

止まっていたように感じていた時が、知らないうちに流れて、まるで浦島太郎のおとぎ話のように、遠く遠く引き離されているかのようだった……