今年の夏、旅行中にビデオカメラが壊れてしまい、仕方なくipod touchを使って写真を撮っていたら、フォルダからこの写真が出てきた。

2年前、東京ビッグサイトで行われた溶接関連のイベントの時のものだ。それはすぐ思い出したのだけれども、なぜかブログに投稿していなかった。

 

正確に言うと、自分の中では記事にしていたとばかり思っていた。しかし旅行から帰って確認したら、記事はなかった。

 

そもそもipod touchで撮っていたのもなぜだか思い出せない。画質が粗すぎて、本来なら使わないはずだ。ふしぎなことだらけ、何が何だかわからなくなる……

 

とりあえず、残された写真を手掛かりに、当時のかすかな記憶を手繰り寄せてみる。たしかこの日は、開始時刻から遅れてついた記憶がある。

 

たぶん会場までの所要時間を勘違いしていたのだろう。そういえば都バスに乗りながら想像以上に時間がかかるので、早く着かないか焦っていたのを思い出した

 

到着してみると、会場内に様々なブースは出ていたけれど、肝心のイベントはどこで行われているのやらで、会場内をうろうろしていた。

 

もう終わったのかと、帰ることも考えだしたとき、会場内の一角に人の動きが見えたので、そこに行ってみたらちょうど最後のじゃんけん大会が始まるところだった。

 

たぶん当時は、こういう日がまた戻ってくると信じて疑っていなかった時期で、数多くのイベントの中の1つに思えていたのかもしれない。

 

しかし今になって見返すと、意味合いは真逆で、残り少ない日々の貴重な1ページに変わっているのを改めて感じる、

 

もうこういうひとときが訪れることはないのか、と改めて思う。撮った写真を見て音が消えたことを知る。辛うじて写真でかすかな記憶の残像が残っている……