カットスロート・アイランド | 桜さんの映画鑑賞日記

カットスロート・アイランド

カットスロート・アイランド  1995

CUTTHROAT ISLAND



ジェネオン エンタテインメント
カット・スロート・アイランド〈DTS版〉
ジェネオン エンタテインメント
カットスロート・アイランド
 巨大帆船“モーニング・スター”の船長の娘・モーガン(デイヴィス)。
美しさと猛々しさの同居する男勝りの女性だ。
ある日、父が何者かに襲われ、駆けつけた彼女に自分の皮膚に書かれた地図を託して死ぬ。
それは宝の眠る島“カットスロート・アイランド”へのものだった……。
まさにアクションのつるべ打ちで、キャストは皆、文字通り体当たりの演技に挑んでいる。
特にデイヴィスは素晴らしく、(特殊効果を使っているとは云え)ジャッキー・チェン並みの命知らずさである。
アクションシーンはよく練り上げられ工夫が凝らしてありシーンごとの完成度は高いが、
それが最終的にエンタテインメントとしての(興行的な面も含めた)総合評価に繋がらなかったのは、
やはりハーリンの演出力の弱さか。
同様のことは、夫妻の次回作「ロング・キス・グッドナイト」にも言えるのだ。
監督: レニー・ハーリン Renny Harlin
出演: ジーナ・デイヴィス Geena Davis
マシュー・モディーン Matthew Modine
フランク・ランジェラ Frank Langella
モーリー・チェイキン Maury Chaykin
パトリック・マラハイド Patrick Malahide
スタン・ショウ Stan Shaw
クリス・マスターソン Chris Masterson
ジミー・F・スキャッグス Jimmie F. Skaggs
ハリス・ユーリン Harris Yulin
★★★★★☆☆☆☆☆
出だしから派手な音楽に面白そうな冒険ドラマの始まりを予感させます。
根本的にこういう、インディジョーンズ風な冒険映画は大好き
借りたきっかけは最近見直した(笑)マシュー・モディーン。
お金かかってるなぁ~と思う迫力満点の贅沢な冒険アクションの連続
なぜなぜ、途中で面白くなくなったのか??
こういうジャンルのジェットコースターアクション映画は、
突っ込みどころを笑いながら観られるのでかまわないのです。
都合よく主人公たちが逃げとおせてお宝にありつく。
そしてぶっ壊される帆船やら街やらは映画ならでは。
面白いじゃあないですか・・
ではなんで飽きてきちゃったのか?
アクションがひつこすぎ!
私は中華映画は映像のきれいさで好きなのですが、
中華アクションは同じことのひつこさで苦手です。
そんなノリがこの映画にあると思うのです。
山ばかりでしたしアクションシーンがいつ終わるのかと思うくらい長すぎる。
基本的にはこの映画は恋愛ではなくコメディなんでしょう。
そう見てみるとツボにはまるおかしいシーンがあったのですが・・
マシュー・モディーン登場シーンがおかしすぎて、
何回もそのシーンを見直しました。
クリクリのパーマ毛かつらで変装した顔立ちは、
リチャード・ギアそっくり(ダビテ王の役のに似てた)
変装がばれて踊り場から落ちて囲まれて頭をたたかれるんですが、
この間合いは大うけしてしまった(そういうキャラなんだ・・)
ジーナ・デイヴィスは女性なのにジャッキー・チェンなみの活躍で、
とび蹴りやらパンチやら顔関係なしのアクション(普通顔つぶれてるって)
男なのにマシュー・モディーンの役といったら、
後頭部をいい音させてたたかれるんです(お決まりのよう)
何回か続くとすっかりお気に入りになって(大笑い)
この人・・「バーディ」や「フルメタル・ジャケット」の主役なのに・・
笑えなくなってしまうくらいバカ映画に染まっていた・・(納得)
なぜこのふたりはこんな映画を真面目にやってるのかと思うくらい真剣・・
しかし完全にジーナ・デイヴィスの映画なんだとその繰り返しに思いました(爆) 
キャサリン・ゼタ=ジョーンズで観たかったなぁ(苦笑)
このスタローンみたいな女性と頭いい役なのにマヌケな男性・・
恋愛シーンになりそうな展開になるとまたコメディに戻っちゃう。
でもこのふたりだと恋愛には見えない・・女性が強すぎ。
・・ん?結構気に入ってる作品かも。
ではなぜこの点??
「1941」のようにバカ映画ですがぜ~ったい1941のほうがお金の無駄使いが快感。
「インディジョーンズ」のスピード感はあるものの女性が強すぎてしらけた。
「パイレーツオブカリビアン」よりはしょーもないけど好きかも・・
要するにあらゆる冒険映画の面白いとこ取りで山ばっかりで、
見ている途中で飽きがきちゃうんです。
突っ込みどころ満載でもアクションばかりそれでもいいという方は、
ところどころおかしいシーンもあるのでコメディと割り切って観られるかも。