飛べ!フェニックス  | 桜さんの映画鑑賞日記

飛べ!フェニックス 

飛べ!フェニックス  1965

THE FLIGHT OF THE PHOENIX

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
飛べ!フェニックス

石油会社の輸送機が、砂嵐に巻き込まれて砂漠に不時着した。

航路を離れたために、救助隊の到着は期待できない。だが、死を待つばかりの彼らは、奇想天外な脱出方法を考え出した……。

サハラ砂漠を舞台に、男たちの命がけの脱出劇を描く。

奇抜なアイデアを提出したH・クリューガーの、途中の“正気を保っていないかもしれない”という演出がサスペンスを盛り上げる。

また、J・スチュワートも完全無欠のリーダーではない所がいい。熱い男たちのドラマが好きな人は必見!


監督: ロバート・アルドリッチ

ジェームズ・スチュワート James Stewart フランク
リチャード・アッテンボロー Richard Attenborough ルー
ハーディ・クリューガー Hardy Kruger ドーフマン
アーネスト・ボーグナイン Ernest Borgnine トラッカー
ピーター・フィンチ Peter Finch ハリス
イアン・バネン Ian Bannen
クリスチャン・マルカン Christian Marquand
ガブリエル・ティンティ Gabriele Tinti
ダン・デュリエ Dan Duryea
ロナルド・フレイザー Ronald Fraser
ジョージ・ケネディ George Kennedy
アレックス・モントーヤ Alex Montoya

★★★★☆☆☆☆☆☆

う~ん、よかったのはリチャード・アッテンボローが見えたくらい・・

お話が閉鎖的なのでこれは逆に面白いかなぁと思って観てたのですが・・

限られた空間で限定された登場人物がどう演技するかという、

まあ場所は不時着した砂漠ですが舞台劇のような役者の演技が中心。

く・・暗いです。真剣に観てると実に真面目で暗いです(爆)

まあこの設定では仕方ないでしょうけれど、

砂漠が無人島に思えました。

ジェームズ・スチュワートをカラー映画で観たかったので借りたのですが、

もうこの時代になると白黒のときのイメージ(いや、若いから)はないです。

「スミス都へ行く」のときの無垢な疑いのない目はなかった(当たり前だ)

そして借りた作品も生死をかける男たちの人間ドラマなのでシリアス。

命がけの脱出劇といえば冒険ジャンルなのですが、

砂漠から出てゆけることこそ冒険なのでほとんどが砂漠の上

壊れた航空機をどうやって飛ばせるのか?

それとも航空機をあきらめて砂漠をあてもなく歩くのか?

非常に簡単なストーリーなのですが脚本はよくできていますよ。

さてしかし、映画で見せられるとどうか・・

世にも不思議なアメージングストーリー的な感じもするので(ヒントはエポックさ)

ファンタジーなところも入れてほしかったと思います。