ハナミズキ | 愛すべき映画たちのメソッド☆

愛すべき映画たちのメソッド☆

映画感想家・心理カウンセラー・芸術家のNatsukiです☆

『映画にどんなに素晴らしいメッセージが含まれていようと
「娯楽性」がなければ作品としては失敗だ』/レオナルド・ディカプリオ




「薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように」

本作は、一青窈の同名曲を元に映画化された。

改めて映画は《エンターテインメント》だと気付かされた。

いろいろな作風があるから面白いし、またいろいろな作品を観たくなる。

難解だったり、深かったり、リアルだったり、ハラハラしたり、笑いに満ちていたり、時にはシンプルでベタでストレートな話もある。

誰もが経験する、高校から大学へシフトする時期の、環境の変化による恋人とのすれ違い。

とある男女の10年間に及ぶすれ違いな恋愛模様を、丁寧な構成で繰り広げる《遠距離恋愛》映画の到達点。

高校時代の出逢いから、それぞれ違う道を歩み出し、社会に出てからの成功と挫折まで、様々な出会いや困難を乗り越えてたどり着く人生の終着駅。

大好きな人と離ればなれだから切なかったり、だからこそ気付ける何かがあったり、離れていても何かを信じれたり。

相手が見えないという状況での疑心暗鬼は、時に心の闇を生むが時に何よりも強くなる。

綺麗事だけではない恋愛の長い道程は、信じる心の強さを身に付けた二人にどんな影響を及ぼすのか。

新垣結衣は英語の猛特訓をし、約3分に及ぶ英語スピーチの長台詞を完璧にマスターし、現地のエキストラから「素晴らしい」と絶賛されたそうだ。

長い人生の中、胸が張り裂けそうな恋愛と人間模様が波のように押し寄せる二人の険しい旅路は、どのような形でゴールを迎えるのか。

お互いの望んだ結末が一致して再び巡り逢うまで、あとは心の中で想い続けるしかないのだろう・・・

「君と好きな人が、百年続きますように。」


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