2015年の3月に遠くへ逝ってしまった愛犬
私が大学生の時
突然母が犬でも飼う?と私を連れ出し
私が一目惚れした仔犬の代金
20万円程をポンッ
と払ってくれた
今考えると、あれは母なりの精一杯の親心だったのかもしれない
近所に住む祖母からの虐待等、歪んだ家庭環境の中
九州に住む祖父母と叔父はいつも私を思ってくれて温かく迎えてくれたけれど
東京との距離は子供の私にはやはり大きかった
だから、自分の味方は家庭内には居ないと感じながら大きくなり
高校生になり、奨学生とし海外留学への切符を手に入れ家を出た時
なんとも言えない自由と共に更なる孤独感を感じたんだった
そんなこんなしながら大学生になり
何だか壁を乗り越えようとしている自分を感じながら、花の女子大生としてちやほやされ社会の甘みを堪能していたりもした
そんな頃⇧母の犬でも飼う?は多分
飛んでいきそうな私を
家に引き戻そうとする精一杯の対策案だったのかもしれないな、と
母に聞く事はしないけれど
きっとそうだったんだと思う
仮にそうだったのだとして、彼女の期待は
大いに裏切られる事になったのだけど。
大学やバイト以外の時間は私と愛犬はいつも一緒にいた
厳しい父親と口論になるのはよくある事だったのだけど
ある日、テーブルの向かいに座る父親と怒鳴り合いの喧嘩になった時
それまでは部屋の隅に行き震えていたばかりだったのに
その日、愛犬は私の横に走り寄り
テーブルに両手を付き身を乗り出して、父親に向かって吠えだした
応戦しようと、小さな身体で精一杯
私の味方をしてくれた。
父親は更に怒りを露わにしたけれど
立上り殴りかかってくるのではなく
立上り、その場を去って行った。
色々あり過ぎて書けないけれど
21歳から一緒に家を出てから人生の怒涛の時期を一緒に過してくれた愛犬は
私が今の夫に出会い、ドイツへ飛ぶ数日前に突然逝ってしまった
検疫など彼女のフライトの準備も諸々
全て終わっていた長旅の前に。
あと1ヶ月程で16歳という高齢犬だったから、長いフライトはキツかっただろうし
新たな環境に慣れるのもストレスだったかもしれないね。
あの子のことだから、姐さんが幸せになったのを見届けたから、私はもう行くよ・・
ということだったのかもしれない。
かけがえのないもの
愛犬がくれた沢山の愛情は
そのまま私のパワーになって
本当に色々あり過ぎたけど、何とか乗り越えてこられた。
8年半待ってみたけれど
今は幸せだと言えるけれど
でも、もっと自分らしくありたいという気持が強くなった今年
もうすぐ師走だけど
今年の一大事
我が家に仔犬を迎えることに

まだまだ娘に手を焼いているし、と
はじめは反対していた夫も
私の熱意に呆れた様子
明日には受入れ日の日程が決まる、というところまでこぎ着けました
