永遠のさなぎ

永遠のさなぎ

コロナなお仕事
ここにあるお話は、私の体験を元に構成されていますが、個人情報が特定されないよう一部デフォルメしております。

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中規模施設のクラスター。

高齢者に加えて、医師、看護師、介護士らが次々と数十人が陽性。

残った介護士さんが感染リスクの中電話対応してくださるけどパニックなのが伝わる。

医療崩壊は本当に始まっている・・・。

 いま、ホテル療養へ100人送るとそのうち50人は事務処理さえできずに翌日以降へ回されています。これがすでに数日続いているので、どんどんホテルには入れず自宅待機の人が増えています。

 そもそも秋までは病院に入れていたはずの無症状に近い高齢者が、病院へ入れず80歳未満の多くがホテル療養に回されているのです。その人達がどんどん自宅待機になっている。

 私が聞き取りをしていて、ちょっと気になるなと思うケースは、ドクターと相談してとにかくオーバーなくらい症状を書いて、太字にして、星マークつけている。だからといって、即ホテルに入れるかは分からないけれども・・・

 

 私は毎日仕事してないので、私の送った人がその後どうなったかほぼ分からない。今まで多くの感染者フォローアップをやってきたけれども、ちゃんと適切に判断できていたのか・・・軽症と思っていたのに悪化した方はおられなかったのか・・・?

気になる人がどんどん増えてきている・・・

ベースが百均のしめ縄とは思えないほど上出来の正月飾りです。さすが元ドライフラワー作家・・・(自画自賛・・)
 
年末に

美しすぎるナース、Oちゃんとしめ縄飾り作りました。Oちゃんは夏から一緒にフォローアップやっている同僚です。

(ちなみに、Oちゃんのお母さんはわたいと同い年だそうな・・・・) 

 

 

気分転換になると好評だったので、来年も同僚達にはリースをお教えすることに・・・・私らはまだお休みがとれるからこういうお楽しみも出来るけど、現場の花好き医師は「コロナがおさまったら絶対行きたい〜〜〜!!!」

ほんま、先生方はいつになったらゆっくりお休みできるのか・・・・今の私の夢は働くみんなで「コロナ撲滅!お疲れ様会」を開くこと・・・

 

フォローアップしたとき「ぜんぜん症状ないねん、元気や」といっていた方が数日で亡くなってしまうことがままある。

少し前までは、基礎疾患と年齢だけで入院させてあげられたし、そういう人たちはドクターがフォローアップしていたのに、気がつけば、看護師もハイリスクな人へ電話をするようになっていた。

 緊急性がある感染者かどうかの判断を、たった15分程度の電話だけで判断しなければならない。勿論最終判断はドクターだが、聞き取っているのは私たちナース。

 私の判断でこの人の療養生活、いや人生が決まる。

 その責任の重さが・・・・・。

 

 

 

 

 医療者のがんばりにもかかわらず、新型コロナはどんどん蔓延しております。再三再四医療関係の重鎮方がおっしゃっておりますが、このままでは年末年始は医療も手薄となって、新型コロナ以外の病気も含め、急変してもすぐには対応していただけない事態になるかも知れません。
 
 新型コロナ陽性者へのフォローアップ後の対応も、以前とは違い高齢者で基礎疾患がある方でさえもなかなか入院できない様になってきております。
 それでも民間医療機関でレントゲンを撮ったり酸素飽和濃度を測って早期に「肺炎」と判断できている方は、優先順位を上げて入院していただくことが出来ます。
 
 反対に、行政検査で陽性と分かっても、熱がある、もしくは数日前まで熱があった程度では、電話でのフォローアップではなかなか本当の状態がわかりにくいのです・・・特にコロナの肺炎は息苦しさを感じにくく、無症状のまま病状が進行していくことも多いです。
保健所の医師はそんな中からより重症者を見極め入院につなげているのですが、ひっ迫している今の状況では早期に重症者を発見することがドンドン難しくなっております。(でもがんばる!)
 
 さて、先日岡田晴恵さんがテレビでお薦めしていて、私も買いました。
 体温計、血圧計は常備されていても、まだこの機械は一般家庭にさほど普及していないかも知れませんが・・・
 
 
 
パルスオキシメータといいます。
血中酸素飽和濃度を測れる機械です。病院で使った方、おられるのではないでしょうか?
これを指に挟むだけで簡単に酸素飽和濃度が分かります。
正常値は96〜100%・・・・
 
どのような病気であれ、この値が95%以下だと呼吸不全が疑われ、93%以下になると入院の対象になります。
 
 新型コロナ陽性者へ私たちは電話で症状を聞いて、入院の必要があるのか、判断しなければなりませんが、酸素飽和濃度の値が分かるとより判断しやすくなります。
 
 陽性になっても、感染者が増えすぎて、なかなかホテル療養に移れず、ご自宅で数日間待っていただくケースが増えております。不安な中、血中酸素飽和濃度が分かれば、すこし安心して療養していただけるかも知れません。
 
 高齢者や基礎疾患のある方々は、医療が手薄になる年末年始、もし良かったら、購入ご検討ください
 

 

拡散希望!!

TwitterでPKAさんが作ったスライドです。

このシリーズ紹介、しばらく続けます。

うちはこのシリーズトイレにはった!もちろん、アクティブな娘チェリーに読ますため!!

 

 ハローワークから分厚い封筒が送られてきた同僚。

中にはコロナ関連病院の紹介だった。見せてもらうと内容がひどい。

月額マックス23万円程度でコロナ病棟で働く内容・・・・

 同僚の知り合いにはコロナ関連で働くナースに日当プラス「500円」しか手当が出ていない病院もあったそうな。さすがに抗議して「1500円」まで上がったそうで。

 私らもう麻痺しているから一日余分に5000円もらえたら働くモチベーションになるよね。って話してたんだけど、1時間5000円!!国、よういうた!!

 あとね、コロナ病室の掃除は業者でなくて、私のようなペーパーナースがやればどうか?ってなことも話してたんやけどね。

 

 

 ちょっと前までは、若者が家に持ち帰って感染広げてましたが、今はアクティブな老人が家に持ち帰って感染が広がるケースも増えてます。(しかもカラオケとか昼吞みとか・・・)そして、自分がアクティブではあっても「老人」だと自覚していない人がおおいです・・!菅さんの会食批判する高齢者は、もう今はおうちにいましょうね・・・一人で行動している分にはリスクは低いのですが、複数で集まってイベントをやれば感染しやすくなるのは、若者であれ高齢者であれ変わりません。

 無症状な高齢感染者が数日で一気に悪化するのをリアルに見聞きすると、やはり語気を強めて「集まるな!」と言いたくなってしまいます・・・・・