2021/05/10
桐の木を切る。
正確に言うと、山にある桐の木が伸びすぎたので切り倒し、
材木屋にあげる分の一部を切り取らせてもらった。
一応ウチの所有地なので法的にも問題はありません。ご安心を。
チェーンソーの扱いも少しは慣れてきたかな。
2021/05/16
だいぶ乾いたかなー
ようしっ!皮をブッ剥がす!
皮の下はまだ水分がすごかった。
でも皮剥くと桐らしい白い肌が綺麗。
ちょっとドリルで穴を開けてみる。
写真ではわからないが、やっぱ水分がすごかった。
まだまだ乾かさにゃあ。
2021/06/01
だいぶ乾いたので、更に穴を開ける。
やだー蓮コラみたいでキモーい。
ここからがほんとうの地道な作業だ…。
2021/06/06
彫る。
なんていうか、うまいこと木をくり抜く道具とか持ってないので、
とにかくノミ打って削る。
指を打ち付けることも2度や3度じゃないぜ!
2021/06/08
ひたすら掘る。
いやもうホント、何かもっといい手段はないものか…。
くり抜き用の引きノミなんて近所のホムセンには無いし。
あったとしても、お高いんでしょう?
2021/06/20
あれから更に地道に頑張って、ノミ1本で更に深く削っていったけど、
まぁー終わりが見えない見えない。
こうなったら…
サンダさん!お願いします!
サンダの木工ヤスリで盛大に削り取ってやるってぇ寸法よォ!
替えのヤスリなんてダイ〇ーでも買えるものな!
いや本当は最後の方の磨きでしかサンダは使いたくなかったんだ。
舞い散る削りカスがものすごいので。
全身が木の粉で覆われ、さしずめ木人ってところだろうぜこの朴念仁!
工業用のマスクとゴーグルも着けるけど、それでもけっこう目や鼻に入ってくる。
ええいこんなもん吸い込んでるくらいならまだ煙草吸ってる方が健康的だぜ。
でもひたすらノミをコンコンやってるよりは楽。
2021/06/27
いやぁ我ながらよくここまで削ったものだよ。
これで大体の形はできたと思っていいだろう。
完成目標の8月までまだ1か月以上あるし、余裕はできたかな?
と言ってる時点で「だが余裕ではなかった」ってなるのが目に見えてるね。
2021/07/10
だが余裕ではなかった。
あとは仕上げ磨きだけな筈なのだが、
結構な大きさのものをひたすら紙ヤスリでザリザリやり続ける地道さよ。
それでもまぁここまで来たよ。
もう何を作ろうとしてるかは察しがついてるだろうね。
あともう少し…。
そして、2021/08/08
エイディー、9歳の誕生日おめでとう!
鯛の手作り蒲鉾ケーキでお祝い。
当日の夜はちょっと都合が良くなかったので前日でのお祝いだけど。
飾りもロウソクも無くて見た目地味なのは勘弁な。
去年に柿の丸太で作ったテーブルも健在ですよ。
特別な日に使う、ろくろ倶楽部で作ったお皿も健在。
このお皿を俺が手に持っただけでエイディーのテンションが跳ね上がる。
「特別なウマイもんが食える!」ってわかってるんだろうな。
相変わらずいい食いつきっぷりだぜ。
もう9才か、ありがとな。
まだ何年もあるから、もっと色々楽しもうな。
さて、そして今年の誕生日プレゼントがコチラぁ!
桐の丸太ベッド!
エイディーの名前も、テーブルと同じロゴで書いたぞ。
もちろんハンダ小手でな!
柿の木に比べてすっごく書きやす(焦げやす)かったよ!
側面も多少ヤスリがけはしたものの、凸凹感は残しました。
全体的な焼き入れはせず、桐の白さを活かしたイッピンとなっております。
サイズ的にはまぁ問題なかろう。
作るのに3ヶ月かかったけど、
(日曜大工なので実質的には数日程度なのだが)
地道だしちょっとケガもすることもあるし、
去年のテーブルより遥かにキツイし、
「なんで俺こんなことやってんだろ」って思うこともあるけど、
こうして実際に使ってくれてるところを見ると、
やっぱアレだね、吹っ飛ぶね。
「来年は…」とか考えると更にハードル上がった感はあるけど、とりあえず気づかないフリしとくわ。
来年のことを言うと鬼が笑い死ぬって言うしね。
でも楽しみにしとけよ、来年もその次も更に次も。