コヴダィ | Eidy,Steady,Go!

Eidy,Steady,Go!

黒ポメラニアン
エイディー(2012.8.8生)
ディーゴ(2022,3,26生)
まったりアクティブな日々

やあ。

 

どうも、コブダイです。

 

魚屋さんでかなり大きいコブダイを買ってきました。

と言ってもアラですが。

こんな状態で800円でした。

スタンプカードの500円引きを使って300円でこのお買い物である。

いやぁコブダイなんて食べたことないからね。

これで300円なら買いだろうと思いまして。

 

それにしてもスゲェ…面構え…です…。

コブとアゴがスゲェ。

 

エヴァ2号機みたいだな

「アンタ馬鹿ぁ?」

 

あるいは宇宙戦艦ヤマトみたいでもある

「馬鹿めと言ってやれ!」

 

どのみち馬鹿と言われることには変わりないのか…。

 

 

タイとは名がついてますが鯛の仲間ではなく、ベラの仲間です。

ベラって、そんな美味いもんでもないアイツか…。

エサ泥棒と呼ばれ、釣れても嬉しくない、「まさに外道」として定評のあるあのベラか…。

まぁ、ベラもくっそマズいってほどでもないから、これほどのサイズになればきっと美味いに違いないぜ。

きっと美味いに違いないぜ!

 

ちなみにこのコブダイのコブとアゴ、

触るとぷにぷにしてます。

中には脂が詰まってるそうです。

 

 

で、問題は調理法だ。

これだけデカイと勿論グリルになぞ入らない。

オーブンレンジも入らなくはないがギリッギリだ。

マイクロ波なんか浴びせたらレンジもろとも大爆発するんじゃないだろうか。

 

仕方ないので七輪で焼く。

いやもう、ひどいねこの絵ヅラ。

 

外で七輪でサンマなんか焼いてると、

近所の気のいいおっちゃんが散歩中に通りがかって

「お?なんだよいいことやってんじゃーんww」

なんて声を掛けてきたりするけど

 

「お!まーたいいこと…何…それ…」

まぁそうなるわな。

俺目線でもこの絵ヅラなんだから、傍から見たら相当シュールだろうな。

 

デカいから焼くのに時間もかかる。

いろいろな向きにひっくり返す必要もある。

デカいし重いし熱いしキモいしで大変である。

どんな置き方をしてもシュール

 

で、なんとか焼いたわけだが

贅沢な料理のはずなのに食欲が湧かんなぁ。

 

味は実際美味しかったです。

ただやっぱり中の方まで火が通りきってなかったのと、「コブのトコ食ってみっかwww」なんて言って食べてみたら脂がどギツくて一気に消化器官が疲労困憊となってしまったせいで俺も両親も箸がピタリと止まりました。

残りは翌日に食べることにしました。

 

 

エイディーには、背骨についた肉をスプーンでこそぎ取って煮たものをあげました。

エイディーは大喜びで食べてくれて何より。

 

 

翌日は蒸し器で蒸して、中まで熱を通すと同時にできるだけ脂を抜いて食べました。

それでもコブとアゴの脂はたっぷり残りましたが。

 

 

さらに翌日

コブとアゴの脂がまだたっぷりあります。

こいつらまとめてもう全部熱してしまいます。

まだ残ってた身肉もまとめて熱します。

これにニンニク、マッシュルーム、シメジ、ムール貝を加えて

オリーブオイルもちょっと足して味付けて…

 

そう、

艶女!(アヒージョ)

 

フランスパンと一緒にいただきます。

これがなかなかうまくいった。

皮もパリパリになって香ばしくて美味い。

 

骨で出汁とったスープも飲み、3日かけてようやくコブダイを完食することができました。

さすがにコブダイはもういいやとは思いますが、またなんか珍しい魚見つけたら懲りずに買っちゃうんだろうなぁ俺…。

 

 

翌日の蕎麦と冷奴だけの夕飯のなんと美味いことか。