『知らないことの悪』

『知ろうとしないことの悪』

私のナカに、常に、この2つがあります。

こう思うようになった、きっかけの一つを書きますね。

中学の頃。

ある日、担任から自宅に電話がかかってきて。

A子がいじめにあっているみたいなんだが、知らないか?
という内容だった。
寝耳に水。
知らない。

今日だって、普通に話した…と思う。

当時A子は体調不良で、よく部活を休んでいるようだった。

けれど、私も同じようなものだったので…いや、もっとだったかもしれない。
貧血とアレルギーで検査でよく通院していたので。

私自身、女友達との付き合いは、サッパリしていた。一緒にトイレには行かない。集団でトイレに行く心理が理解出来なかった…。

休み時間はダルくて寝ていたり、宿題をしたり、男子とジャンプや科学について話したり。
ほぼそんな感じ。
でも全く女友達と話さないわけじゃない。
恋バナはしたよ。
だからかな?

A子が一人で読書をしていようと何とも感じ無かった。
私はA子が好きだった。
読書の趣味がいい。どこから見つけて来たの?っていつも感心した。

そういえば、私から話しかける方が多かった気がする。

担任から電話があった翌日から、A子の様子を気にかけて見るようにした。

独りきりでいることが、やはり多い。

私は女子じゃなくて、仲の良い男子にコッソリ聞いてみた。

ソイツに知らなかったのか?

と驚かれてしまった。

悪かったな。鈍くて。

俺はお前はA子がいじめられてるの知ってて、話しかけてるんだと思ってたぞ。
自分が情けなかった。

ソイツから聞くに、まずは部活で始まったらしい。
しょっちゅう部活を休むから。
それからクラスへ移り、クラスでは幼なじみが中心的だったらしい。

この経験が私に、
『知らないことは悪』
『知ろうとしないことは悪』
だと思わせる、きっかけの一つになりました。