産後1ヶ月〜2ヶ月のこと
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里帰り先の娘の通院は
いつも主人が付き添ってくれた。


主治医の先生とも
親しく話せるくらいになった。


広い病院の通院にも慣れてきて

ほんの少しだけど
周りを見渡せる気持ちの余裕ができた。
(この時期、余裕と書くほどの余裕は全然なかったですが)


小児科の待合スペースでは色々な疾患の子が待っていた。


経管栄養のチューブをつけた子、
酸素カニューレをつけ車椅子にボンベを乗せている子。
色々な障害のある子とお母さん。



私はとても複雑な気持ちになった。



どこの何の記事か忘れてしまったけど

〝ダウン症ならまだ良い〟

という文章を読んだことがあった。




ダウン症の子のママさんとも

食べたり飲んだり、歩いたりできる。
それだけでも
有難いことだと

そんな話をした事があった。






そんな風に、
やっぱり人は何かと比べて

自分に起きた悲しみや傷を
少しでも軽くしたい生き物なんだな
と思うと


自分も比べてるやん
って。
他の障害のある子、
お母さん達に罪悪感を持った。



それに、
次に自分が授かる子が、
もしかしたら他の疾患で
娘よりも重い障害のある子かもしれない。



また、そんな風に考えて
不安が襲って
希望を持てなくなってしまって
考えても考えても
なかなか明るい気持ちになることはなかった。