娘は生まれた翌日〜3週間
GCUに入院していた




なので私は3週間、
GCUに面会に通っていた。



その期間中は 
涙が出ない日がない時期で




娘に会いには行くけど
可愛い、とか
愛しい、という気持ちより、
心の中は辛い、苦しい、逃げたい
でいっぱいだった。






医師や看護師さんから
「お母さん」「ママ」

と言われることに対しても
拒絶していて


゛○○ちゃんのお母さん〟

責任がのしかかる言葉のような気がして
言わないで
と思っていた




だけど、面会を重ねるごとに
お世話になっている看護師さんに対して
笑顔を作ることは、できるようになった。







ある日、 
そんな私を見て

初めて告知された時に同席して下さっていた
看護師の方に声をかけられた。











「お母さん、最近少し表情が明るくなってきたように見えるんだけど、

何か、気持ちの変化に繋がるような、きっかけになることあったんですか?」

と。









正直なところ
その数週間の間に
私の心の中の変化は
ほとんどなくて。








少しずつ
娘に会いたいなと思えたり
娘を見て笑いかけることができたり

本当に些細な変化は
あったかもしれないけど。








○○ちゃんのお母さん
少しずつ受け入れられてきたんだな〜








と思われているのは
ちょっと違う
と思ってしまった。







だから、
それが態度に出てしまったかもしれない。







私はすぐに下を向いて、

さっきまでにこやかだったのに、
突然涙を浮かべて

「そんなこと、ないです」
というような事を言った気がする。

もうその時期は情緒が不安定すぎて
すぐに泣ける人間だったので







ちょっと会話の記憶が曖昧で
脈絡がないのですが









その時にその看護師の方は


「お父さんお母さんのもとに生まれてきた、1つだけの大切な命だから」



涙声で言っていた。


 


その言葉は、とても素敵な言葉なのですが

当時の私にとっては
余計に辛い気持ちになる言葉だった。


せっかく素敵な言葉を
伝えて下さっていたのに
その看護師さんに対して、
共感的な態度を取ることができなかった。









それはわかってる
私が1番わかってる
大切な命なのに
大切な娘なはずなのに
それを受け入れられないから
こんなにも苦しいんです




その時は、言語化できなかったけど
今振り返ると
そういうことだったんだと思う




ただ、

「お父さんお母さんのもとに生まれてきた、1つしかない大切な命です」
という言葉、



今振り返って考えてみると


本当に、その通りだと思います









看護師さん
ありがとう
私も、そう思います