臨床仏教師養成で講師として
授業をしてくださった
大河内大博さんが、
NHKの「こころの時代」にご出演。
終末期医療において
宗教的ケアを行うビハーラや
スピリチュアルケアについて
ご自身の体験を含めて語られました。
「あ、このお話は
養成講座の時にうかがった!」
と思うものも多かったのですが、
聞き手を務めた
ベテランアナウンサーの
武田真一さんの
まるでカウンセラーのお手本のような
お話の進め方、受け止め方に、
さすがっ!!
と脱帽いたしました。
私は長く心理学を学び、
実践の場でも
たくさんのクライアントさんの
お話をうかがいましたし、
今回、臨床仏教師の講座で学び、
「傾聴力」の重要さに加え、
クライアントさんのお心の
裏にあるお気持ちに
自然に気づき、向き合えるように
お導きさせていただく・・・
ということは、
カウンセラーであっても、
仏教者であっても
全く同じだということを
再確認できました。
とはいえ、
日本の現状としては、
まだまだ宗教者が
病院などで働くというシステムは
確立されていませんし、
葬式仏教と揶揄されるように、
僧侶の出番は死んでから・・・
と思われているのかもしれません。
「宗教」というもの、
「聖職者」というものの
役割やあり方について、
私自身も、そして社会全体も、
もっと考えていく必要があると
思いました。
良く死ぬことは、
良く生きること
ですから。。。
最高最善