宇治市の
黄檗宗大本山 萬福寺にやってきました。
日本には禅宗が3つあります。
「曹洞宗」と「臨済宗」は日本人が
中国で習ってきたもの。
でも黄檗宗は中国人の隠元禅師が
江戸時代に直接日本に来て
布教したものなんです。
隠元禅師が伝えた
黄檗宗の儀式作法は
中国の明の時代のものだそうで、
伽藍の配置や建築様式も
明朝様式を取り入れたもの。
だから、雰囲気はまるで
横浜中華街っっってか??
いやいや、それは今
「ランタンフェスタ」の
真っ最中だからでしょうが
境内は色とりどりの
ハリボテでいっぱい
夜になったらこれらに灯りが灯されて、
それはそれは華やかなことでしょう
さて、今回のお目当ては、
七福神のお一人「布袋様」
見よ、この貫禄!!!
で、中国では
布袋尊は弥勒菩薩と
同一なんですって。。。
うーーーん、
私らがイメージする弥勒菩薩は
広隆寺のアレでしょ
なんか微妙〜😅
今年は隠元禅師の
没後350年だそうで、
受戒会や大法要がおこなわれ、
このランタンフェスタも
その一環なんですねー
隠元禅師と共に来日した中国の先進文化は、
建築、文学、音楽、書道、絵画、彫刻、
さらに印刷、医学、飲食など多岐に渡り、
インゲン豆、スイカ、レンコン、
ナス、タケノコ、落花生などの
新しい食材だけでなく、
中国の精進料理の「普茶」も
伝わったというわけです。
禅宗っていうと、
わび、さびの世界みたいなイメージですが、
中国由来でこのくらいはっちゃけた、
明るいイメージの禅宗も
なかなかいいもんだな〜
と思いました。
七福神の御朱印集めで
わざわざ宇治市までやってきましたが、
新しい視点が得られて、
本当によかったです。
ま、ランタンフェスタだったから
ハリボテ見て
そう思っただけかな〜
最高最善
※布袋尊の写真はパンフレットより転載