幼児教育を通して、私たち家族は息子の成長を見守り続ける日々を送っています。そんな中で最近強く感じるのは、子どもが自分を表現することの大切さです。言葉や行動、表情を通じて彼がどのように世界と関わっているのかを観察する中で、親としてどう寄り添うべきか、考えるきっかけが増えました。
自己表現の芽生えを見つけた瞬間
先日、息子と一緒にお絵かきをしていたときのことです。私は「今日は何を描こうか?」と軽く声をかけたのですが、彼はいつものように車や動物ではなく、家族全員の絵を描き始めました。それぞれに「ママは笑ってる」「パパは帽子をかぶってる」と特徴を言いながら、夢中になってクレヨンを走らせる姿に驚きと感動を覚えました。
完成した絵には、小さな工夫や彼独自の視点がたくさん詰まっていました。「これは、みんなでお弁当を食べているところだよ!」と嬉しそうに教えてくれたとき、「ああ、息子は自分の思いをこんな風に表現できるんだ」と気づきました。それは幼児教育で身につけた「考える力」や「感じる力」が、形となって表れた瞬間だったのだと思います。
親ができるサポートとは
自己表現を伸ばしてあげるためには、子どもが自由に考えたり行動したりできる環境を整えることが大切です。私たち夫婦は、息子が何か新しいことをしたいと言ったとき、まずは「やってみよう!」と背中を押すようにしています。
例えば、先日息子が「お話を作りたい!」と言い出したので、簡単なノートを用意して彼が自由に描ける「お話ノート」を作りました。最初は絵だけでしたが、次第に「これは〇〇っていう男の子で…」と物語を語り始めました。その姿を見て、親としてできることは「評価する」ことではなく、「受け止めて、一緒に楽しむ」ことだと改めて感じました。
他者との関わりで広がる表現の可能性
自己表現は家庭だけで育まれるものではありません。他者と関わることで、子どもの表現はさらに豊かになります。最近では、幼稚園や親子教室での活動を通じて、息子が友だちとアイデアを出し合う姿を見ることが増えました。
ある日のこと、親子教室でみんなで紙芝居を作る活動がありました。息子は「ぼくはこのキャラクターの色を決めたい!」と名乗り出て、自分なりのこだわりをもって色を選びました。他の子どもたちもそれぞれの役割を楽しみながら、みんなで一つの作品を完成させました。自分だけでなく、他の人の意見を聞いたり、協力したりする経験が、息子の表現力をさらに豊かにしていると感じました。
未来に向けた自己表現の育み方
これからも息子の自己表現を大切に育てていくために、いくつかの目標を立てています。
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多様な体験を提供する
息子が自分の感性を広げられるよう、アートや音楽、自然体験などさまざまな活動に挑戦してみようと思います。特に自然の中での体験は、息子の創造力を引き出す大きなきっかけになりそうです。 -
家庭で自由な会話を大切にする
日々の出来事を息子と一緒に振り返る時間を増やし、「今日はどんなことが楽しかった?」「それをどう思ったの?」と問いかけることで、彼の考えや気持ちを引き出していきます。 -
親自身も表現を楽しむ
親が楽しそうに表現している姿を見せることが、子どもの意欲につながると感じています。私たち夫婦も新しい趣味や挑戦を通じて、息子に「表現するって楽しいことなんだよ」というメッセージを伝えていきたいと思います。
自己表現が未来を切り開く鍵に
幼児教育を通じて芽生えた息子の自己表現。それは、彼が自分らしさを見つけ、未来を切り開くための大切な力です。親として、その芽を優しく見守りながら、必要なサポートを続けていきたいと思います。
子どもたちが自分を自由に表現できるようになることは、家庭だけでなく、社会全体にとっても大切なことだと思います。そのためには、私たち大人が子どもたちの声や表現に耳を傾け、共に楽しむ姿勢を持つことが何より重要です。
これからも息子と一緒に、たくさんの表現の旅を楽しんでいきます。その過程で私たち親も、きっと新しい自分を見つけることができるはずです。あなたも、子どもの自己表現を見守り、育てる旅を始めてみませんか?それは、親子にとって最高の冒険になるはずです!