先日、思いがけず図書カードが手に入ったので、前からほしかったこの本を買いました。
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- きむら かよ, 晶子, 鳥越 美希
- e mook『絵本からうまれたおいしいレシピ ~絵本とお菓子の幸
- きむら かよ, 晶子, 鳥越 美希
- ぐりとぐらのカステラとか、ハイジの白パンとか、若草物語のブラマンジェとか、絵本を読んでいておいしそう!食べてみたい!と思っちゃうお菓子やお料理のレシピがかかれた本です。
食べ物がでてくる絵本のワンシーンも収録されていて、眺めているだけでうれしくなっちゃう本です。
なかでも、私が作りたかったのは、ヘンデルとグレーテルにでてくるおかしのいえ!!
ビスケットやウェハウス、マシュマロなんかをくみあわせて、アイシング(レモン汁に粉砂糖を練りこんだものらしいです)でくっつけて、お菓子の家を作るのです。
市販のお菓子を作るので簡単そうだし、何よりも作るのが楽しそう!!
てことで、子どもたちに、『ねえねえ、このお菓子の家かわいいと思わない?』と本をみせてみました。
『おいしそう!』『作ってみたい!』『じゃあ、今度作ろうか。』
こんな会話の流れを期待していたのですが・・・。
みおっち『う~ん・・・。見た目よりおいしくなさそうだよね。』
・・・(@ ̄Д ̄@;)
なにその、冷静なコメントはΣ(゚д゚;)
確かにうちの子たち、市販のクッキーやビスケット類はあまり好きではなく、どちらかというとおせんべいやおかきが好きという、枯れた味覚の持ち主なんだけどさ。
あ、そういえば、何年か前、雑誌に載ってたレシピで『機関車ケーキ』を作ったんだけど、これも市販のビスケット(確かオレオだったと思う)を汽車のように並べて、チョコレートクリーム塗るだけという簡単なものだったんだけど、クリームがサンドされた甘いビスケットの上にさらに甘いクリームをぬりたくるため、やたらと甘くて食べれなかったよなあ。
子どもたちもあれを覚えてるのかなあ。
でも、せっかくだから何か作りたい私。
子どもたちも大好きな『ぐりとぐら』にでてくる、『黄色くて大きなカステラ』に挑戦してみることにしました。
作り方も材料もわりとシンプル。
まず、卵に砂糖をくわえて、泡だて器であわ立てる。
この前実家から、私が高校時代に使っていた電動泡だて器を送ってもらったのですが。
20年近く前のものなので、いくら充電しても、20回転位するととまってしまうという、根性のなさ(-。-;)
なので、あわ立ては地道に手動。
子どもたちと10秒交代で、順番に泡立てます。
といっても、みおっちはまあまあのスピードで泡立てるんだけど、こうたんはふざけて、わざとゆっくりまわすし、れいれいは、あちこち飛び散らせて、隙あらば泡だて器をクチに持っていって大胆な味見をしようとするし・・・。
その分、私がすばやく泡立てなきゃ!と10秒間を有効に使って全速力でまわしたので、肩がこってしまいました。
ちなみに、順番であわだてている人以外が、『1、2、3』と10秒かぞえます。
なぜかみんなで腰振りながら数えたりして、それはそれで楽しかったです。
『全体が白っぽくふっくらとして、持ち上げるとゆっくり生地がおちてくるくらい』になったら、あわ立て終了らしいのだけど、いまいちわからないんですよね~。
何度も泡だて器をもちあげて、生地がおちるのをみながら、みおっちに『これってゆっくりかなあ。さっきよりはゆっくりになったかなあ』なんて聞きながら(まあ、みおっちに同意を求めるのが情けないんだけど)、すすめていきました。
泡立て終わったら、小麦粉と牛乳を入れてまぜあわせ、型にいれます。
絵本では、フライパンで焼いていたんだけど、レシピではフライパンのような型に流しいれて、オーブンで焼くようになってました。
うちでは丸いケーキ型をつかおうと思ったんだけど、底板が見つからず、パウンド型とタルト型で焼くといういい加減さ(;^_^A
焼きあがるまで、ぐりとぐらの絵本を読んで待ちました。
さて、焼きあがったものは・・・。
微妙。
ふくらみがたりないかなあ。黄色じゃなくて茶色になっちゃったし・・・。ふわふわのカステラ、ってかんじでもないなあ。
やはり、泡立て方が足りなかったか・・・型が悪かったか・・・。
でも、焼きたてのパワーは強力なのか、『なんかちょっと違う感じがするよね』なんていいながら、それでもみんなでぱくぱくぺろりと全部食べちゃいました。
れいれいは、型にこびりついた茶色いこげまで齧ってたべようとしてたから、まあ、おいしかったといっていいのかな?
みおっちは、『初めて作ったんだから、こんなもんなんじゃない。』といってました(-。-;)
みおっちよ、なんでコメントがそんなに上から目線なんだ。。。
ちなみにこうたんは、『次は、ぐりとぐらが見つけたみたいな、大きな卵を作りたい!!』と申しておりました・・・。
残念ながら、卵は作るものじゃないんだな~。
ところで。
こういう絵本にでてくるお菓子なんかがメニューに載ってる絵本カフェ。
自分で開店できたら、いいだろうなあ。
ひとつきごとにテーマを決めて、今月はぐりとぐらの月、という感じで、装飾やメニューもぐりとぐらにちなんだものにして。
絵本もたくさんおいて。
子どもも遊べるスペースも作って。
なんて、いろいろ考えるんだけど、肝心のお菓子が、お分かりかと思いますが、人様に出せるようなもの作れないのよね、私。
もちろん、調理師免許なんてもってないしねえ。
てことで、とりあえずパパに頼ってみようと、『調理師免許取るきない~?』と聞いてみると・・・。
もちろん『ないよ~。なんで?』との答え。
とりあえず絵本カフェっていいと思わない~?なんていいながら事情を説明してみると、
『ふ~ん。じゃあ、ママが絵本カフェ開いたら、パパは、水滸伝食堂でも開こうかなあ。』
ちなみにパパは北方謙三の書いた『水滸伝』全19巻を愛読してます。
私は13巻くらいで挫折しました。面白かったけど。
『・・・水滸伝にでてくる料理だすの?』
『そう。魚肉入り饅頭とか、秘伝のたれで食べる鹿のさしみとか、イノシシ料理とか。。。』
マニアックすぎる~。いや、マニアックすぎて、案外はやるか?
ということで、今回はもちろん、永遠の名作、この絵本の紹介です。
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- なかがわ りえこ, おおむら ゆりこ
- ぐりとぐら
★あらすじ
ぐりとぐらが歌いながら森をお散歩していると、大きな卵が落ちていました。
早速家に持って帰ってカステラを作ろうと思いましたが、重くて運べません。
そこで、お鍋やほかの材料を森にもってきて、その場で調理することになりました。
たまごを石でたたいて、硬いからをわり、ボールにいれて砂糖と一緒にあわだてたから、牛乳と小麦粉を入れます。
お鍋にバターをよくぬって、ボールのなかの材料をいれて、ふたをしてかまどにかけます。
いいにおいがするので、森中の動物たちが集まってきました。
そして、できあがったかすてらのおいしかったこと!
全部食べてしまい、残ったのは卵の殻だけでしたが。。。この殻でぐりとぐらは何をつくったのでしょうか?
★解説
おいしそうモノを主人公が作って食べる絵本っていうのは、それだけで、子どもをひきつけるようです。
しかも、大きい材料で、たくさん作れて、みんなで食べれるという点も楽しいんでしょうね。
子どもたちも飽きずに何度でも読む絵本です。
この絵本をよむのに一番難しいのは、ぐりとぐらの歌だと思うのですが(どんなメロディか読み手しだいですもんね)、
まあ、私はいつも適当に元気な感じで歌うのですが、
最後の『ぐり ぐら ぐり ぐら』というところでは、一緒に右肩左肩を順番に上下にゆらして、音程もあがったりさがったり、てかんじで歌ってます。
ふりつけがあったほうが、子どもたちものりやすいみたいです。
そして、今回のように、実際カステラを作りながら読むといつもとまた違ったもりあがりかたもします。
今回かすてらを食べるときは、絵本とおなじように、いろんな動物のぬいぐるみや指人形をならべて、一緒に食べるふりをして遊びました。
実際に作らないときでも、おやつたべるときにもこうやって遊んでも楽しいかもしれませんね。
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