- ヘンゼルとグレーテル (ミキハウスの絵本)/グリム
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おなじみのグリム童話
絵は幻想的であたたか
お話の細部は忘れていたのですが、子供の頃このお話を知って、「お菓子の家なんてすごいな」と単純に思ったことと、底知れない怖さを感じたことも覚えています。
改めて読んで、その正体が分かりました。
親に捨てられるという怖さ…。
子供にとって何とも恐ろしい展開です。翻訳は、かなりストレートなのでは、と感じます。怖がりの娘たちに対して、これまで何度か読んであげましたが、決して寝る前には読むまいと思ったものです。
絵本として何種類か出ていると思いますが、本作は、たむらしげるさんの幻想的で温かなイラストが特徴です。メルヘン性を高め、生々しい怖さを中和しているように思います。